グリートアーテジアン(大鑽井)盆地(オーストラリア)

約170万㎢(日本の国土の約4.5倍)に及ぶ内陸のグレートアーテジアン盆地では不透水層下に被圧地下水が広く存在している。1880年代から掘り抜き井戸(鑽井)を堀り,家畜の飲料水とし,飼育規模が拡大した。圧力の大きいところでは地下水は自噴するが,ポンプで汲み上げているところもある。なお,地下水は塩分が多いため,灌漑用には向かない。