エヴァ=ペロン「エビータ」(アルゼンチン)

貧しい身から女優を志し,ペロンと結婚。社会主義をめざす大統領のファーストレディとして「エヴァ=ペロン財団」とよばれる慈善団体を組織,活発な救貧活動によって労働者・大衆の圧倒的支持を得,「聖エビータ」とよばれた。白血病により33歳の若さで急死。夫のペロンは経済政策の破綻と教会との対立で,55年のクーデタによって失脚するが,エビータの死が政権を早める一因となったともいわれる。