キューバとアメリカの国交正常化

かつてはアメリカの強い影響力下にあったキューバは,1959年のキューバ革命後に社会主義国となった。キューバ国内のアメリカの資産などが接収されたため,アメリカは経済制裁を科し,1961年には国交を断絶した。キューバはソ連の援助を受けたが,ソ連崩壊後は経済的に窮地に陥った。2015年に両国は国交を回復し,相手国の首都に再び大使館が置かれることとなった。しかし,経済制裁措置の解除やキューバの人権状況の改善などの課題は未だ解決していない。