原発問題にゆれるヨーロッパ(ドイツ)

2011年3月の福島第一原発事故のニュースは,ヨーロッパの人々にとってショックだった。1986年のチェルノブイリ原発とほぼ同規模の事故が,原発先進国日本で起こったことに驚かされたのである。ドイツではそれまでの原発推進政策を180度転換させ,早くも2011年6月には,2022年までに国内の17基の原発すべての廃止を決定した。