ランカシャーとヨークシャー(イギリス)

偏西風帯にあたるイギリスでは,産業革命による紡績機の発明にともない,ペニン山脈西麓(風上側)のランカシャー地方は紡績・織布で十分な湿度を必要とする綿工業が,乾燥した東麓(風下側)のヨークシャー地方は羊の飼育が盛んで,羊毛工業が発達した。