テーブルマウンテン(南アフリカ共和国)

標高1,086mで,アフリカ大陸最南端の街ケープタウンを見下ろすようにそびえている。隆起した地層が長期にわたって侵食を受け,硬い部分が残ったもので,平らな頂上と垂直に切り立った崖からなる卓状の山容は,国のシンボルともなっている。付近一帯はケープ植物区保護地域群として世界自然遺産に登録されており,植物の種類が極めて多く,フィンボスと呼ばれる灌木地域の種の豊富さは,世界随一と言われる。