縮小するアラル海

アラル海は,1960年頃までは6.8万㎢(琵琶湖の100倍)と世界4位の面積を誇ったが,ソ連による自然改造計画の一環としての綿花栽培のため,アムダリア川シルダリア川からの取水が増え,流入量が激減。湖面はこの40年間に約1/4に縮小した。塩分濃度の上昇による魚類の死滅や農地の塩害,周辺住民への健康被害などを引き起こしている。現在,小アラル海の水量を高めようと堤防が建設され,その水量は回復に向かっている。