船上で救助を待つロヒンギャ難民

バングラデシュとの国境地帯に居住するロヒンギャは,仏教徒が圧倒的多数を占めるミャンマーで暮らすイスラーム系の少数民族である。ミャンマー政府は,彼らは自国民として認めず,基本的人権が阻害されている。2012年以降,仏教徒との深刻な宗教対立によって約14万人のロヒンギャが同国北西部から逃れた。