サンシャ(三峡)ダム

チャンチヤン中流域に位置するサンシャダム三国志ゆかりの地である。そこには世界最大級のダムをつくる計画が1950年代から検討され,1992年に正式決定,1994年に着工された。下流域の洪水防止・発電・灌漑などを目的とするが,111万人もの人が移住を余儀なくされ,生態系への悪影響や景観破壊なども懸念されている。総貯水量393億㎥,ダム湖の総延長は590kmにおよび,洪水を防ぐための放水・分水路システムがある。また,閘門式水路を建設することにより,大型船もチョンチン(重慶)まで遡行することができるようになった。