さて、言いたいことがまとまらなかった前回のつづき。
データを使ってお話ししましょう。


どう思います?

⇧これが正しい頚椎の湾曲。前に湾曲しています。

先に出した患者さんの頚椎の湾曲をもう一度見てください。
逆湾曲しています。

この患者さんの症状は時々歩いていると気分が悪くなってきて立っていられなくなる。
吐いたことも何回かある。
偏頭痛がひどい。

なにが起こっているのか・・・?

よくよく聞けば、小学生の頃、高校生の頃と過去に二回矯正治療を受けた既往があり、
よくよく聞けば受け口だった。
それを見た目の問題で下顎を後ろに下げた。

下顎の位置が後ろに変位させるなんて絶対にしてはいけません。
なぜならば、下顎の後ろには気道があり、食道があり、甲状腺があり、声帯があり、頚椎があり、脳と心臓をつなぐ血管があり、脳神経、リンパがあり・・・そう、首はとんでもなく重要な場所です。

歯の美容問題は人の目にさらされる前歯の問題がほとんどです。
出っ歯であったり、うけ口であったり、笑うと歯肉が見えるとか、歯が黄色いとか。

ホワイトニングくらいなら関係ありませんが、前歯を引っ込めるのに下顎が後ろに押し込まれたり、この患者さんのように受け口を治すのに下顎を後ろに押し込んだり、よく診られます。

美容が医療より先行しはじめるとだいたいがよろしくありません。
身体が健康である。機能的に問題がない。その環境下で美容を追い求める。
この順番でないとだめです。

若い人は特に、身体に不調は少ないですから、医療より美容が優先されがちです。
しかし、若いうちに美容のために健康にリスクをかけると、時限爆弾をセットするようなもので、後になにが起こってくるかわかりません。

健康を害する美容なんて結果不健康なブスをつくることです。

よくよく気をつけましょう!!