アイス マテ茶の作り方 毎日飲んでます | 日本復活に燃える足心術師

アイス マテ茶の作り方 毎日飲んでます

アイスマテ茶の作り方

まず、ホットマテ茶を作ります。少し濃いめで作るのがポイント。そして、氷を入れ一気に冷やします。一気に冷やすのが第二のポイントです。すぐに飲まないようであれば、冷蔵庫で保存してください。

水出しマテ茶

アイスポットにマテ茶のティーバッグとお水を入れます。そのまま冷蔵庫に入れてください。半日冷やせば超簡単アイスマテ茶のできあがり!お水の量はお好みですが、1包1リットルぐらいまでOK。冷やしておけば色変わりもしにくく、簡単・手間なし、暑い季節にはぜひ水出しマテ茶をお楽しみください。

一度水やお湯に出したマテ茶は、そのまま放置すると濃い緑色に変色します。これはマテ茶に含まれる色素成分のフラボノイドが空気に触れておこる現象ですが、その日のうちに飲んでいただければ問題ございません。冷蔵庫で保存していただくと、しばらくの間は色変わりもせず、美味しい風味を保ったままお楽しみいただけます。

マテ茶ドリンクアレンジ

レモンマテ
アイスマテ茶にレモンを添えて
ミルクマテ
マテ茶青汁とミルクを混ぜて
梅レモンマテ
マテ茶青汁に梅干とレモンをトッピング

野菜には抗酸化作用をもつポリフェノールやフラボノイドが豊富に含まれています。
そして、これらの栄養素が健康維持にとても重要な役割を果たしていますが、マテ茶も野菜に匹敵するほどのフラボノイド類を含んでいることが研究で明らかになってきました。一見、偏りがちに思えた南米人の食生活は、飲むサラダと呼ばれるマテ茶によって見事にバランスを保っていたことが証明されたのです。



しかも、南米人は野菜を食べない




「飲むサラダ」といわれるマテ茶を飲んでいるから、大丈夫!! | どこに行くにもマテ茶を持ち歩く南米人


マテ茶について

大阪市立大学名誉教授 湯浅 勲

マテ茶(Ilex paraguariensis)はブラジル南部、アルゼンチン北部やパラグアイおよびウルグアイで栽培され、南アメリカの多くの地域で伝統的な飲み物として飲用されている。米国においても飲料としてマテ茶がこの十年の間によく飲用されるようになってきた。マテ茶にはカフェオイル誘導体として、カフェオイル酸、クロロゲン酸、3,4-ジカフェオイルキナ酸、3,5-ジカフェオイルキナ酸、4,5-ジカフェオイルキナ酸が、フラボノイド類としてケルセチン、ルチンとケンフェロールが、メチルキサンチン類としてカフェイン、テオフィリンとテオブロミンが、そのほかにタンニンやトリテルペンサポニンが含まれていることが明らかにされている。さらにマテ茶に含まれるポリフェノールの総量は、ポリフェノールが多く含まれることで知られている緑茶や赤ワインよりも多い。

このマテ茶の生理作用に関する研究はまだ浅く、活発に行われ始めたのは1990年代の半ばであり、数多くの報告がなされるようになったのはここ数年である。そこで、現在まで明らかにされているマテ茶の主な作用について紹介する。

1.抗肥満効果

肥満は糖尿病、高血圧などのメタボリックシンドローム発症にかかわる。したがって、肥満を防ぐことは生活習慣病の予防にとって非常に重要な課題である。高脂肪食を8週間与えて肥満状態になった動物(マウス)にマテ茶抽出物を摂取させたところ、体重増加が抑制されること、また血清中の中性脂肪やLDL-コレステロールの濃度が減少することが報告されている1-3)。Pangら1)は、高脂肪食の摂取によって誘導される脂肪組織での脂肪合成経路の亢進がマテ茶の摂取により抑制され、その結果、脂肪蓄積の減少を引き起こしていることを示唆した。一方Martinsら3)は、試験管内での実験において、マテ茶抽出物が脂肪の吸収に重要な働きをする膵リパーゼ活性を阻害することを見出しており、この消化酵素であるリパーゼ活性阻害が動物における体重減少や血清中の中性脂肪やLDL-コレステロール濃度の低下をもたらしたと推測している。さらに、ヨーロッパではヒトへの応用について研究されている。すなわちデンマークのCharlottenlundメディカルセンターの肥満研究グループは、マテ茶およびガラナやダミアナなどの植物抽出物の入ったカプセル(112mgマテ茶抽出物、95mgガラナ抽出物、36mgダミアナ抽出物含有)を肥満患者に45日間投与(3カプセル/日)したところ、体重が顕著に減少したことを報告している4)。さらに、同様の研究はイギリスのLeeds大学などでも実施され、その効果が確認されている5)。

2.抗酸化作用、抗動脈硬化作用

体内で産生された活性酸素は、細胞膜やタンパク質および核酸などを酸化させることによって細胞を障害し、多くの病気を引き起こすと考えられている。したがって、活性酸素を消去することは健康維持に重要である。ヒトは抗酸化酵素系と抗酸化物質系の2つのシステムによって体内で産生された活性酸素を消去し、身体を防御する機能を有している。

マテ茶にはポリフェノールの含有量が多いことから、その抗酸化能は緑茶やワインなどよりも高いことが見出されている6-7)。さらにサンパウロ大学のMatsumotoらは、マテ茶を飲んだ健康な若い女性の血液中のグルタチオンペルオキシダーゼ、スーパーオキシドジスムターゼおよびカタラーゼなどの活性酸素消去系酵素の発現が上昇することを見出している8)。

動脈硬化は活性酸素が原因で発症する。動脈硬化を引き起こす要因はLDL-コレステロールの活性酸素による酸化である。マテ茶にはLDL-コレステロールの血漿中の濃度を低下させるという報告9)と、さらにLDL-コレステロールの酸化を抑制する効果のあることも報告されている10)。これらの結果は、マテ茶を日常に飲用することは、酸化ストレスから体を保護することができることを示唆している。

3.糖尿病に対する作用

高血糖がつづくと糖化産物(AGE)が産生される。このAGE の形成は糖尿病の合併症を引き起こすといわれている。AGEを少しでも身体の中に発生しないように努めることが糖尿病やその他の生活習慣病を予防するために重要なことである。マテ茶はAGE形成を抑制する作用を有することが報告されている11)。

4.記憶障害に対する作用

マテ茶には認知能力を改善させる効果があると古くからいわれていたが、最近、マテ茶を摂取したマウスを用いたモーリス水迷路試験の結果から、マウスの学習・記憶能力が高まることが明らかにされ、その古くから言われていた効果について実証された12)。さらにマテ茶によるパーキンソン病予防効果の可能性についても報告されている。この研究は、薬剤によってマウスの大脳に障害を与えるパーキンソン病モデルを用いて、マテ茶を摂取すると、その障害が保護されたことを報告している13)。これらの研究は、神経系の障害に対してもマテ茶が有効に作用するであろうこと、またその作用はマテ茶の持つ強い抗酸化作用によることを示唆している。

5.ガンとの関わり

マテ茶の飲用とガン、特に口腔、食道部位でのガン発生との関連に関するケースコントロール研究により因果関係のあることを示唆する報告14, 15)がある。

これらの論文において、ガン発生リスクを高める因子としてマテ茶の飲用温度あるいは発ガン性物質の存在が示唆されている。伝統的なマテ茶の飲用はボンビラ(bombilla)という茶器と金属製のストローを用いるのが一般的である。この飲用法では高温のお茶が直接に口腔内や食道に触れることになるため、高温によって炎症がおこり、ガン発症に関係する。一方、マテ茶に含まれる発ガン物質の存在が示唆されたが、現在まで発ガン物質の存在は確認されていない。

マテ茶の飲用と前立腺ガンに関するケースコントロール研究ではボンビラを用いた飲用との因果関係はみられるが、ティーバッグタイプのマテ茶の飲用ではその因果関係は認められないということが報告されている16)。また口腔ガンや食道ガンにおいても冷やしたマテ茶を飲用している場合は、これらのガンの発生とは関係しないことが報告されている17)。ガン予防法の一つに熱い物を摂取しないこととあるように、マテ茶に限らずその他の飲料も高温の状態で飲用しないことが重要であると考えられる。他方、抗ガン性に関する動物レベル研究ではマテ茶抽出物にガン抑制作用があることが報告されている18)。

以上のことから、マテ茶は生活習慣病を予防する効果を有することが期待できる。