ニンニク卵黄、青汁、黒酢、雑穀などで有名な株式会社やずやの創業者夫婦について書いた本です。

やずや創業者の矢頭宣男氏は、結婚10年で11回引越すというくらい転職を繰り返し、なんと44歳で本当の再出発を遂げた方です。ケンタッキーのカーネルサンダースもそうですが、夢に年齢は関係ないのですね。ゴルフの宮里藍ちゃんも言っていましたが、まさに「私にとっての時間」なのだと思います。他人と比べても仕方ない、自分を愛し信じて夢に突き進むことの偉大さを教えてくれます。

同氏は、大和ハウス営業やボウリング場、水商売や司会業、そして独自のアイディアを活かした起業と、数々の職を経験します。傍から見れは、苦労の連続だろうと、、だが本を読んでいると何だか常に楽しんで過ごしてきたとさえ感じます。そこが、常人では出来ない強さなのでしょう。

どんな状況であろうと夢を語り、どんな環境であっても多くの経験から大切な事を学ぶ強さ。これです!


脱サラ(起業や会社経営にも通ずる)に大事な3つのこと

【パートナー(配偶者)の応援】

言わずもがな。パートナーとは夢を共にする必要があり、その先にはパートナーを必ず幸せにする義務がついてきます。会社経営は山あり谷ありでしょうから、その覚悟を持って一緒になって欲しいですし、ついて来てくれて苦労をかける以上、必ず幸せにしなくてはなりません。

【サラリーマンの二倍働けるか?】

自分の人生はもちろん、家族そして社員の方の人生を背負っているのですから、サラリーマンを同じ生活では成り立つはずがありません。2倍3倍のレベルを目指して、働くべきでしょう。

その覚悟が出来ているか?出来ていないのであれば、人の幸せを背負う権利はありません!!

【商品に惚れているか?】

この考えは、アイディアマンや技術畑には多いようですが、私にはしっくりきません。私には、何か特別に興味を惹かれるモノや事業はありません。ただ、社員そして社員の家族を幸せにできる「会社経営」にのみ興味があるのです。社員一人一人の『朗働』に向けて、あらゆる事を考え実行に移していく。最高に楽しいです。


【社長の器 ①素直②いやしくない③夢を語る】

「社長の器以上に会社は伸びない」とは良く聞く言葉ですが、その器を少しずつ広げてくれる仲間がいる会社はまだまだ伸びる余地があるのではないでしょうか?上記3つはそのために必要な要素かと感じました。

夢を語り続けるからこそ皆が可能性を感じてくれる、いやしくないからこそ信じてついてきてくれる、素直だからこそ皆の意見が集まってくる。そうすることで社長の器も徐々に大きくなっていくような気がします。


【どこにもない商品をどこにもない売り方】

商売経営の上中下の”上”を表した言葉です。下は、どこにでもある商品をどこにでもある売り方。中は、どこにでもある商品をどこにもない売り方。ということです。

我々サービス業においては、この極意を紡ぎだせるのは唯一”人”のみです。よって、我社はまず第一に社員を大切に考えています。読み解くと、その考えを更に強くさせる言葉です。


本当に様々な職業で苦労された同氏。なのに楽しみながら良い人生を送っている。つまり人生なんてものは、その人の考え方次第、何事にも意味があってその先には未来が待っている。そんな前向きに生きる者にのみ、チャンスは何度となくやってくるのではないでしょうか。



株式会社ECstudio代表取締役山本敏行氏の著書です。㈱リンクアンドモチベーションの組織診断で2年連続日本一社員満足度が高い会社に認定された企業がある、ということで気になって購入しました。

同氏は、高校生時に弟が世界中の人とインターネットゲームで対戦しているのと見て、その時間や距離の概念を越えた世界に魅入られたとのことです。そして独学でECビジネスを身に付け創業に至りました。

中小企業の経営IT化を掲げる会社の代表ですが、ワードもエクセルもろくに使えないIT音痴とのことで、同様の悩みを抱える私としては、とても共感を持って読み進めていきました。要は、アイディアと情熱、そして仲間ですね。


うまくいっている経営者の共通点を以下3つにまとめています。

【社員のために自分の時間を使っている】

【社員についての愚痴や不満を言わない】

【自分の会社、自分の社員のことを楽しそうに話す】

つまり、まず自分の社員のことを第一に考えている!という結論です。当り前のことですが、本気の想いで貫き通せている経営者の方はどれだけいるでしょうか?誰でも自分は可愛いものです。家族も大切です。また、会社経営を支えてくれている株主様も大事です。でも私は、会社経営を継ぐ理由は、「社員の方を幸せにしたい」「世界一幸せな会社を創りたい」という想いに集約されます。そのためには自分の時間を費やすことも、社員を自慢に思うことも、当り前に出来ると確信しています。

10年後、20年後もこの想いを抱き続けられているか、皆さんとのそして自分とのコミットです。


【所有したい=haveではなく、なりたい=beをモチベーションにする】

こんな言葉が頭をよぎりました。「何を持っているかではなく何を与えられるか」で豊かさを測るべきだと。意味は若干違いますが、根本は通じていると感じました。仕事とは、自己実現のための手段に過ぎません。仕事が目的で、その先に何もないのはとても味気ないものです。どうにか社員の方に「こうなりたい」という自己実現の目標を持っていただきたい、これも経営者の大切な仕事の一つです。


【”しないこと”を決める】

”しなければならないこと”や”すべきこと”を掲げるに比べて、より多くの勇気を要するのではないでしょうか。”しないこと”を定義した時点で、何となく”目標”という概念を突き抜けて、逆に”絶対にしなければならないこと”に成るような気がするからです。達成未達の際の言い訳が出来ない状況を巧く演出しています。また、”しないこと”は会社として最も大切にすべき仁義や道徳に直結しますので、これぞ当社の考えに合致するのでは、と目から鱗の落ちる思いでした。


【給料は高く、勤務時間は短く】

理想形。そのためには圧倒的に高い生産性が要求されますので、トコトン頭脳で汗をかかなければ無理です。そしてITという頼もしい武器をフルに活用することも必要とされます。有難いことに、今の社員の方々は自ら進んで濃い労働をしてくれています。頭が下がる想いですが、その度に思うことは仕事以外の時間ももっと大切にしてほしい、見聞を広め家族や仲間を大切にしてほしい、ということです。そのためには何が出来るのか、、模索中の日々です。



船井総合研究所代表取締役社長の小山政彦氏の著書です。

同氏は、20代前半に父親が経営するディスカウントストア小山商店で仕事を始め、年商3億円に満たない会社を10年で年商62億円/経常利益4億8000万円まで拡大させました。本気で年商1000億円を目指していたからこそ為せた功績でしょう。だが現状維持を掲げる父と衝突し、船井総研に入社したという過去を持ちます。入社後は、14年目に当時会長の船井幸雄氏から「社長になれ」と言われ辞表を胸に断りに行ったほど、一本気なエピソードに事欠かない方です。


以下、本書内で勉強になった事、経営の参考にさせていただきたい事を中心に書いていきます。

(今後のブログについても、同様の流れで記していきたいと考えています。)


【功には禄を、能には職を】

かの有名な徳川家康のやり方です。外様大名には職ではなく禄を与えたり実に巧妙にに謀反を防いでいました。これを欠いて滅亡に至った例は、ローマ帝国はじめ数え上げればキリがありません。

ちょうど成果主義導入について悩んでいました。やる気があって結果も出す社員の方には気持ちよく応えたい、そんな想いが強いのです。だが結果には、担当先の数や規模、ラッキーパンチ的スポット案件、数字には表れない動き等々、不平等な点も多々あります。数字は数字として禄で称え、面倒見や協力姿勢、その他人間力にはマネジメントという職で報いる。そんなバランス良い言葉です。そもそも当社の考えとして、安定して高い水準の給与をお支払いするという理念がありますので、プラスαの位置付けで今後も考えていきたいと思っています。

【人件費こそ経営者の価値基準】

当社の労働分配率は同業他社と比べて20%以上高い数値です。それだけ、社員の方々こそが会社の財産だと考えています。


【社会のせいではない】

’08年のリーマンショック以降、景気低迷に肩を揃えて業績を下げている企業が多々ありますが、逆にそんな中でも過去最高の業績を達成する企業もあります。その違いについて厳しく意見をおっしゃっています。決して社会が悪いのではない、全て経営者の能力であると。まさに企業は経営者の器以上にはならないのです。低迷期ならではのトレンドにいち早く気付いて手を打てば、確かに新たな勝機が生まれるはずです。力強い一言。

【ファッズFadsを掴む】

次の時流を予測させる特徴的な出来事のことです。そこにビジネスチャンスがあります。Fads探しを趣味に出来る経営者になりたい、そう思いました。


【二度の人生】

死ぬことで一度目の人生を終え、そして世の中に自分のことを知っている人が一人もいなくなった時に二度目の人生を終える。「金を残すは下、業を残すは中、人を残すは上」という好きな言葉があるのですが、まさに後輩をたくさん育て、自らが培ってきた経験や知識、金を後世に還して死ねたら、そしてその循環を少しでも長く繋げられたら、、二度目の人生を一日でも長くしたいと心の底から誓いました。

【完成しない】

TDLのビジネスに終わりはありません。常に新たなアトラクションや仕掛けを創造していますし、隠れミッキーによってコアファンの心も離しません。企業は満足したらそこで終わり、完成したらその後の成長はないのです。その心意気で常に新しいChangeを仕掛けていきます。


【ホウ・レン・ソウ・ダ・ネ】

ご存知の「報告、連絡、相談」に加え、「打合せ、根回し」が必要と説いています。人間関係は、どこまで行ってもヒト対ヒトです。それだけに、意思疎通を重ね物事をよりスムースに進める工夫が必要ですね。

【最終面接】

船井総研の採用最終面接は、一番カッコイイ格好でキメて来てもらうそうです。勿論リクルートルックはNGです。他社との差別化やユニークさ、普段の学生を垣間見る意味でも、大変興味深いやり方です。とはいえ、まずは毎年新入社員を迎えられる体制にしなければいけませんね。