まだ、先生の所に通う前のことです。
自己主張のあまりない夫から
『牡蠣をおいしく食べれるようにしてほしい』と何度か言われていました。
それがいつも、脈絡なく唐突に言うので、
こちらとしては結構びっくりしていました。
そして次には必ず
『どうしても牡蠣フライを好きになれないんだ』と。
何度も言うので、いくつか確認をしました。
・牡蠣フライがどうしても食べたいわけではない。
・牡蠣自体をおいしく食べたいと思っている。
・スーパーの牡蠣フライを何度か買ってきてトライしている。
素晴らしいところを拾いました。
・牡蠣の養分が自分に必要だと知っている。
・何度トライしてもおいしいと感じられていないにも関わらず、牡蠣をおいしく食べることを目標にしている。
・スーパーでお買い物をしている。
選択肢を変えていこう。
ひとつひとつ提案していきました。
牡蠣フライでなくてもいいのならば、生の牡蠣を買おう。
牡蠣を、蒸したり、炊いたり、浸したり。
夫がおいしいと感じる何かを、手探りで見つけていこう、と。
少しずつでしたが、美味しいと感じられるものが増えて
今では 『今日は牡蠣』 というと嬉しそうだったりします。
にも関わらず上記の内容を確認しましたら、まったく覚えていないようでした(苦笑)
こちらとしては、結構インパクトのある要望でしたので丁寧に拾ってきたつもりです。
それがまったく覚えていないという。。
それほどまでに、夫の中では、必死だったのではと感じています。
どうにかしたい、と。
そんな過程をひとつひとつクリアしながらの日々は、やはり貴重だったなと感じています。
夫の結石時にお世話になりました。