脾臓腫瘍は、良性でも、血液が沢山通っている所なので、破裂したら危険です。
悪性は、分かりやすく説明すると2種。
俗に言う癌。
もう一つは、やばい悪性腫瘍。
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語彙力ない。。。
脾臓腫瘍の3分の2は、悪性と言われています。
良性でも悪性でも切除を勧められます。
悪性であれば経過を見たり、ステージによっては
手術せずに痛みを和らげるなどします。
先生が私に告げた言葉は
早ければ明後日手術。
つまり、希望があるんだと思うことにし、
手術お願いしますと伝えた。
アトムを亡くしてから、
全ての事柄の最悪な事態を考えて気持ちの整理をする様になった。
でも、まさか、ショートワンポ中にこうなるとは思わなくて、まだまだ私は甘いなと思う。
もっと強くならないと。
血液を採取され、明日の夜に血液検査の結果が来るから、それで大丈夫なら次の日手術です。と、告げられた。この間15分。
あっという間によくわからないうちに
死刑宣告を受けた気持ちになり、すこぶる元気に見えるトワを抱えて帰ろうと待合室に出ると
私たちが仲良くしてもらっているワンコ友達に遭遇した。
泣いている私を見て、どうしたの!と駆け寄ってくれた。
もう涙が止まらない。
彼女はアトムを知っている。
我が家に来たばかりのアトムをお外に慣れさせるために公園の芝生で歩かせていた時に声をかけてきてくれた人。
何より、アトムが亡くなった時、亡くなったアトムを抱いてトリミングサロンの前で立ち尽くしていたときにも、たまたま通りががった。
なんなら、アトムのお墓参りに行ったら、たまたま居て、えー!ここアトムくん預けてるのねー!と会話した。
彼女は、私が愛犬のことで悲しいときに必ず近くを通りがかる。
不思議な方。
いつもいつも我が家の愛犬絡みイベントに家族かな位に、そこにいる。居合わせる。
私はいつものように泣いて、何を言っているのか分からない言葉にならない言葉で状況を伝える。
彼女はいつものように頷きながら聞いて、
早く見つかって良かったんだよー!と。
そうだよね。早く見つかって良かったんだよね。
と、泣きながら帰宅した。
トワは痛くも痒くもないので普通に過ごしていた。
私だけが、崖っぶちにいる気分。
小さな手で顔を叩いてきたりする。
いつもは痛いな!と、怒りながら反撃する私は
もう叩いて貰えないかもしれない。
顔にキズでも残してくれないかな。
そうしたら嬉しいな。
ずっとそんな事を考えながら過ごした。
次の日の夜、血液検査が大丈夫だったそうで
手術は予定通りすぐ行う事が決定した。
もうトワに会えない可能性も考えて
一日、トワが食べたがるものを全て与えた。
アレルギー持ちのトワは
美味しいものをあまり与えてなかったから。
朝はご飯もお水も飲めないから今のうちに沢山食べて貰いたかった。
お腹がパンパンでゲフっと、ゲップしたり、おじさんみたいな座り方をして満足げなトワ。
なんか幸せだった。
彼女が嬉しそうなのが幸せだった。
手術はお昼。
私のお気に入りのタオルケットをトワにあげた。
入院中寂しくないように。
いつもは、それはママのだからだめ!と、使わせなかったタオルケット。
もうあげた。トワにあげた。
手術は2時間くらい。
脾臓全摘出。摘出した脾臓は、病理に出して一週間後に悪性か良性か分かる。
脾臓は無くても大丈夫。
無くても生活に支障がないそうです。
手術も怖いけれど、一週間の生殺し状態が怖い。
元々寝ない私は寝れなさ過ぎてフラフラ。
でも寝れない。
トワを預けて手術が終わるまで何をしたら良いか分からなくてボーっと座ってた。
久しぶりにボーっとした。
何を考えてたのか思い出せないから
きっときちんとボーっと出来てたのかな。
寝てたのかな?今となっては思い出せない。
手術が終わったと連絡が来たので走った。
走ったら1分で着く。
近い近い。
近いけどなんだか遠い。
会いたいけど会いたくない。
続く