2012/12/03号 VOl.201≫
先週中に報じられたニュースからも、世界の頂点における権力紛争がかなりエスカレートしている様子が窺える。まず、パパブッシュが入院したとのニュースが各マスコミで連日のように報じられている。当然ながら、ブッシュの地元、テキサス州ヒューストンの日刊紙:Houston Chronicle紙でも『Former President George H. W. Bush Hospitalized』などの見出しでパパブッシュが入院した事実を伝える記事が報じられているのだが、当初は同紙の公式サイト上にアップされたそのニュース記事の下にはジェームス・ボンド最新作の映画広告の動画がテーマ曲と共に繰り返し流され、その映像の下部に『Former President George H. W. Bush Hospitalized』の文字がテロップで重ねられていた(※既に削除されている)。欧米の世界では、分かる人にしか分からないような形で出来事の本質や狙いを関係者へと伝えることがよく見受けられる。これについても、裏では『ブッシュの体調不良の原因に英国諜報機関が関与していることを暗に知らせるための関係者に向けた演出であった』との解釈がされている。
また先週は、『ロシアのプーチン大統領が健康上の理由で、日本の野田総理との会談を延期した』とのニュースが世界中でも大きく取り上げられた。イタリアの貴族筋によると、前号(Vol.200)の冒頭にて『ロシアではポロニウムによるプーチン暗殺計画が事前に発覚…』との報告をしていた通り、プーチンの暗殺未遂は実際にあったのだという。ただし同情報源は、プーチンは無傷で助かった、との情報を寄せてきているが、裏では『その暗殺未遂の際に使われたポロニウム(放射性物質)の影響が、プーチンの身体に出ているのではないか』との憶測が飛んでいる