12月の師走。
クリスマス寒波が日本列島を襲う。
路上生活を送る人たちが作った川柳が、
1冊の文庫本になった。
仕事した
給料貰った
ああ夢か
炊き出しの
カレーは今日も
星三つ
空腹で
何もないけど
友が居て
90年代初めに、バブルがはじけて以来、
雇用と社会保障の間の溝はどんどんと
深まっていき、格差社会は広がるばかりだ。
そして、個人主義的自由競争論理はここにきて、
別の破綻的状況を呈する。
「強いものが勝ち、弱いものは負ける」
「弱いものが負けるのは、弱いからであって、
言い訳など通用しない」というメッセージの氾濫。
自己責任論への転嫁である。
そして、多くの人が、今年も自己責任を背負うて、
ひたすら頭を下げ、謝罪をする。
もう、一発逆転を狙うしかないのか?
また、自由競争から見事疎外された人たちを救う
セーフティネットワークも存在しない。
はたして、日本丸は、どこへ向かうのか?
暗澹たる思いである。
少しでも多くの方に読んでいただきたいので、
ブログランキングに参加しています