戦争とは、 | 微塵のごとく

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大震災からブログをお休みしていました。あれから、8ヶ月。ブログを再開しようかなと思いますが、さぁて?!

原爆資料館の入館者が、ついに6000万人を超えました。


1955年の創設時から、55年がたちました。


資料館はまた、私のように、広島に生まれ、

広島に育った戦後世代には、

戦争を語ってくれる、唯一の“語り部”でもあります。


数年前、仲間の僧侶たちと、

靖国神社に行きました。


別に、冷やかしに行ったわけではありません。


とにかく、見てみよう、と。


神殿には、当然参拝はしませんでしたが、

我々の目的は、その境内にある「遊就館」を

見学することでした。


街宣車が行き交い、

日の丸を持った人が、参拝をする。


そして、遊就館の中で目にしたもの。


何ともいえない、恐怖感に襲われました。


戊辰戦争、西南戦争に始まり、

日清・日露戦争。


そして、大東亜戦争。


「お国のために」戦った人たちの戦場は、すべて外地です。


外地で斃れた人たちを「英霊」として、顕彰するパネルが、

ずっと続きます。


「お国を守る」ために、なぜ、外地へ、アジアの人たちへ、

武器を向けなければならなかったのですか。


大東亜戦争は、ヨッロッパの列強の植民地支配を

受けているアジア諸国を解放するという大義がありました。


でも、・・・・・・・・


何かが、間違っていました。


約1時間、館内を見てまわりましたが、

最後のころは、早く、館内から出たいと思いました。



そして、最後の方に、


広島の被爆の展示がありました。


わずか、新聞1ページぐらいのパネルでした。



その後、私たちは、千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪ねました。


その、ひっそりとした佇まいは、靖国とは好対照でした。



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