母、博子さんが、最近元気がありません。
それだけじゃありません。
愚痴っぽくなって、みんなに八つ当たり。
どうしてかというと、
この半年間、かかりつけの内科・泌尿器科等の病院とは別に、
骨折した肩のリハビリに、外科に週に3回通院していました。
ところが、先生が久しぶりに診察をしてくださって、
もう、通院しなくていいとおっしゃったのです。
それからというもの・・・・・・・・・
「まだ、完全に治っとらんのに。
あの先生は、けしからん。」
とか、
「こんな病人では儲けにならんから、
もう来なくていいと言われたんだ」などなど。(笑
そこで、私も少し言いました。
「ばあちゃん。
その年で、肩は完全には元どおりにはならんから、
そこまで治してくださった先生方に、感謝せんと」
この半年間、ある意味、治ることを楽しみに、
足しげく通院していた母。
先生への感謝を見失った結果が、
もう、愚痴と悪口なんです。
人間が生きるということ。
それは、
毎日が、愚痴と悪口と、他人へのねたみや謗りばかりだとしたら、
それは、不幸というしかありません。
毎日が、多くの人や「いのち」のおかげであることを見失ったら、
もう、毎日がおのれを「呪う」だけの生活。
「ありがとう」の心を見失ったら、
もう、人は、生きていけないのではと思います。