私には、二人の孫がいます。
二人とも男の子で、
お兄ちゃんが小学校3年生、弟は幼稚園児です。
1週間ぐらい前だったか、雨の日のことです。
兄ちゃんが、ずぶ濡れになって学校から帰ってきました。
朝、傘をもたせたはずなのに、傘もささず、びしょびしょです。
「傘はどうしたの?」
クサンティッペ(私の妻)が、聞くと、
「傘が開かんかったんよ」
そんなやり取りを聞いたのは、夜のこと。
私は早速その傘を手にしました。
なんてこたない。 ちゃんと開きます。
「でも、爺ちゃん、押しても開かんかったんじゃけえ」
うん? この傘は、ワンタッチじゃないんだぞ。
そうです。手動で開く、普通の傘です。
最近の子どもは、いや、うちの孫は、
ワンタッチの傘しか知らなかったんです。(笑
そして、びっくりしたのは、孫がマッチを知らなかったこと。
「マッチって何? 食べれるん?
えっ! 火をつけるもんなんかぁ?
どうやって、火をつけるん?」
次から次へと、矢継ぎ早に聞いてくる(笑
ワンタッチの傘とか、チャッカマンしか見たことがない
我が家の孫たち。
人類が、火を使うことを発見したのが、文明の始まり。
傘を発明した人も、大変な文化人だけれども、
マッチの使い方、傘のさし方もしらない現代の子どもたち。
そんな現代が、果たして文明社会なのかな って。
ちょっと思ったことであります。(笑


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