昨年話題の映画。時期を逃し諦めていましたが、観ることができました。
話題の一つは、ハリポタのエマ・ワトソンが主演とのこと。
真面目で聡明、正義感溢れる優等生のハーマイオニーが、ただただ身勝手で享楽的な美少女に変貌していました。
そして、この物語が実話であるということ。
ブランド物欲しさに少女が万引きとはありがちな話ですが、
厳重に警備されているはずのビバリーヒルズの豪邸にいとも簡単に侵入し、防犯カメラの映像が公開され、まるでテレビ公開捜査の状況の中でも次々と犯行を繰り返すという、怪盗ルパンにも劣らぬ大胆さ。
被害総額3億円の犯人は、手馴れたプロか犯罪組織と騒がれ、捕らえてみると五人の少女達だった。
彼女達は、捕まった後も身勝手なことに、友達を裏切り、警察と取り引きし、人生における良い経験と嘯き、いずれ人類を救いたいとまで語るなど、世間を唖然とさせたのでした。
さて、彼女達の未来はどうなるのでしょう。
このニュースはかなり話題になり、日本にも伝わりました。
最も、話題の中心は、何度も入られながら気が付かなかったパリス・ヒルトンでしたが、映画製作に際して、犯行現場、つまりは自宅での撮影に積極的に協力したそうです。
メガネ、バッグ、ハイヒール・・・それぞれの部屋に溢れるばかりのブランド品。少しぐらい盗まれても気付く訳無いですね。てか、カギぐらい掛けなさい。
監督は、マリーアントワネットを世間知らずのカワイイ物とスイーツ好きの純真無垢な少女に描いた、ソフィア・コッポラ。
今回もキラキラした少女の目線で描いてくれました。
ただ、マリーは史実が元といえ、遠いムカシの話でしたが、今作は、現在進行中(裁判中)であり、お話で終わらない残酷さの残る作品と成りました。
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