手に取って、よく見ると、なかなか使い込んでると云うか、手入れがされているのが感じられます。
以前に調べたところ、緊縛には絹の紐か麻縄を使うことが多いようです。
絹はすべすべして肌を傷つけることもなく良いそうですが、重くて、硬い為、細かな結びが出来ないコトから、赤や紫の鮮やかな色のものを撮影用に使い(値段も高そうですね)、
本格的に全身を縛ったり、吊りをする際には麻縄を使うそうです。
実際、手に持つと軽くてしなやかです、造りが違いますが2メートルもない正絹の帯紐などは、頂いた縄の倍の重さはあります。
ただし、麻はそのままだと毛羽立ち、摩擦で切れ、何よりも肌を傷つけてしまう欠点があります。
そこで、昔から緊縛師・縄師たちは、焼いたり、煮たりして毛羽を取り、ロウや馬油を塗り込んだりしたそうです、最近はベビーローションやベビーオイルを使ったりするようです。
緊縛の前後には10メートルもある何本もの縄のメンテナンスは欠かせないと伺いました。
うーん、やはり緊縛は愛情ですねぇ(笑)
美保さんの縄は、肌に触れてもざらついていません、むしろ、長く手にしているとうっすら油が滲む感じです。
そして、少し甘い匂いがします、香水ではなく、ベビーローションみたいな香りです。
二本の縄は太さが違いますが、両方とも、細い三本の縄によって出来ており、その三本も太い方は七本の細縄で、細い方は五本の細縄で出来ています。
身体を縛る方が細めの縄、吊りに使うのが太い縄、と想像したのですが、どうでしょう?
