ある日どこかで/映画評下書 | ヤマモト探険記

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気の向くままの街歩き。

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1980年の作品、未見でした。

タイム・スリップとラブ・ロマンスと聞き、『ジェニーの肖像』や『イルマーレ』を想像しながら観に行きました。
どちらかと言えば『ジェニーの肖像』に近いファンタジー系でもっと切ない物語でした。

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(ジェーン・シーモア)

旅先のホテルで見た写真の女性に、一目惚れしてしまった青年リチャード。
実は、今は亡き女優エリーゼの70年前の写真であり、なんと8年前に会った老婦人だったことを知ります。
さらに、彼女がこのホテルに滞在した同じ日の名簿に、自分の名前が在ることも…


かなり強引な展開ではありますが、端正な顔立ちのクリストファー・リーブの純粋で思い詰めた表情が、観客の気持ちを掴み、いつしかリチャードの想いを叶えさせたいと、願うようにさせてしまいます。

クリストファー・リーブの代表作?と聞かれ、『スーパーマン』と答えていましたが、これからは、『ある日どこかで』と答えことにしました。


次回の午前十時の映画祭は、『ローマの休日』です。