長々と書いてきましたが、今回で最後になります・・。
親友たちの行く道
ミンユエは一度は反抗して思いをぶつけたものの、ショックが大きすぎて母は娘からの連絡をブロック。その上マンション購入の件で意見がぶつかった父と結局離婚してしまう。
母の深い愛情をよく知っているミンユエは母に謝る。
謝るっていうか、母を許したんよね。
ミンユエは母に反抗するのが遅すぎた。もっともっと前から本音で話し合うべきだった。こんなにエスカレートする前に。でも母から自分は本当に愛されてるんだと信じられるから謝れたし許せた。
で、おとうさんにも本音を言うのよ。勝手にマンションを契約したのはもちろん母が悪いけど、それまでに面倒事を避け続け向き合ってこなかったのは父も同じだと。
家の事は全て母がやって家庭が回っていたのに、仕事が忙しいからと家族を顧みず家事も全くせず、洗濯したての服を着て待ってれば出てくる食事をして、母の言うことを面倒だからと右から左に流していたくせに、感謝の言葉もなく、今になって母を捨てるのか、と。
朝から飲みたくもない健康飲料を飲まされるのも、服装をダメだしされるのも、すべて父を思っての事だったのに、って。でも父の気持ちも分かるけど・・
お母さんもお父さんも娘もそれぞれアカンかった。でも完璧な人間はいない。いつもじゃなくても時には向き合って話し合っていかなきゃダメなんよね。
一方タンツァンはというと、結局女優の道を諦めないという決意を母に表明。母も100%納得してないけど夢に向かって輝いてる娘には反対できないよね。
10代の頃にタレント業で潤ったタンツァン家。親戚にも自慢していたのに大事な主役のオーディションに落ちてからは娘を恥じていた母。娘の味方をしない母は見ていてキツかった。
以前ジュアンベイに失恋したタンツァンは今ではすっかり立ち直っていい友達関係になっていた。彼の仲立ちで舞台の仕事のオファーが来、タンツァンを応援するジュアンベイ。ここはいずれカップルになるのかもねー、という感じでした。
美人でがんばりやで素直なタンツァン、とってもいいキャラでした。
愛と憎しみの間で
ジェンジェンの作品が盗作されて、唯一の証拠が一枚の写真てのもそんなんアリか?と思うけど、ジェンジェンは写真をタイムカプセルに埋めて今その上にはビルが建ってるし、リンシャオが持ってたのは、
なんと、、、母が全部切り刻んでたのよ、シンガポールにいた時に。
なんてことするんだろ、他になんの希望もない息子の唯一の心の拠り所だったアルバムを・・。ほんと、この人は未来永劫許さなくていいと思ってしまう。
「帰国するんだったら思い出は要らないわよね、さっさと帰りなさいよ!」と声を荒げる母。チョンズは怖くなってどうしようもなくて兄に帰らないでと懇願するの、それで卒業しても帰れなかったと。
ジェンジェンからもらった大事なスニーカーも一緒に捨てられてて、いそいでゴミ集積所にいこうとするんだけど、
チョンズ・・。偉かったわ あー、このこ可愛い
今でもチョンズは自分が我儘を言って帰れなかった事で、兄にもジェンジェンにも嫌われてると思ってて。
お前の事が大切だから戻ってこなかった、子供の我儘は許されるんだよ、と慰める。なんだかカッコいいズーチウ。ジェンジェンだって子供の頃の事なんて根に持ってるわけがないよ、と。
その後ズーチウは写真一枚のために実父ホワグァンに連絡をする。
そしたら交換条件出すのよこの父。ズーチウにとっては祖父の具合が悪く予断を許さない状況で、孫として見舞いに行ってほしい、行ってくれたら写真は探すしすぐ送ると。
子供に交換条件なんて出すから嫌われるし疎まれるんよ・・・
チョンズはジェンジェンと向き合う。子供の頃はごめんなさい・・
かわいいいーー
ジェンジェンは
ほんとだよね、ジェンジェンが恨んでるはずがない この子は見た目よりもずっと大人よ。
ジェンジェンの態度に安心して笑顔を見せるチョンズ。
ズーチウは写真のために祖父を見舞う。
待合所にはたくさんの親族が心配の表情を浮かべて待機していた。ズーチウが来るとコソコソし始める・・。
父と面と向かって話すズーチウ。
そしてお金を返す。もらっときゃええのに
俺のことを跡継ぎの道具としてしかみてない、愛情があったら「家族」であることを強要しないだろ。金をやる代わりに姓を継げとか写真の代わりに見舞いに来いとか、取引をするから家族として見れない、愛情を感じられない。
ようやくこの父と決別するズーチウ。長かった・・・
写真も送ってもらって、ランの奮闘もあって盗作騒ぎは決着が付く。
チェンティンの決意
そして相変わらずのチェンティン。引っ越し祝いにリンシャオの同僚の女性を招く。この人は少しリンシャオの事狙ってたんよね、でもジェンジェンと付き合ってるの知って潔く身を引いてそれからはいい友人関係で、いいひとなのよ。
チェンティンはこのひとと付き合え、って暗に言ってる訳ね。やることなすことぶっ壊れてる母。
彼女もなぜ自分一人だけ呼ばれたのか察して、早々に帰ってしまう。同僚に対してメンツもたたないリンシャオの事はお構いなしな母。
翌日、ハーピンはリンシャオを食事に誘う。
シンガポールでの母親の様子はひどかった、何度電話して連れて帰って、と言おうとしたか、って多分初めて父に言う。
仕事(警察官)が特殊だからといって9年の間一度も息子の様子を見に行こうとしなかった父。行こうと思ってたのかもしれないけど、結果一度も行かず。放置にも程があるわ。
結局このひとも大問題なんだよな、と思ったシーンでした。別れた奥さんがどれだけ酷いか知ってたのに。この人も逃げてたよね。そりゃチェンティンもああなる。
でも元サヤに収まってほしかったわリンシャオのために。それが一番手っ取り早いもん。
チェンティンはシーシー(リンシャオの同僚)から送られたSNSの投稿を見る。
以前ジェンジェンが書いたやつよ。どんな風に一緒に過ごしたか、それぞれがどんな思いでいたのか、チェンティンが知らない20年がそこに詳しく書かれていた(と思う、全文訳してないから分からんけど)
これ読んでチェンティンはついに改心、遺書を残して姿を消す・・。
「愛という名のもとにあなたを縛るわけにいかない」自分の身勝手さを反省するチェンティン。今頃。。
何がいけなかったんかうすうす気づいて、ジェンジェンの投稿が決定打になったってのは分らんでもないが、正直ここは素直に泣けなかったわ。これまでの経緯が酷すぎた。
で、病院よ。
どこかに飛び込んだけど、釣り人が見つけてくれたらしい。
良かった・・
死んでたら一生リンシャオの心が癒えないから良かったわ、あんたが助かって喜んでるわけじゃないからね・・・
リンシャオもようやく柔らかい微笑を母に向ける。
な、な、な、
長かった・・・和解まで40話かかった・・・
で、最後のこの駆け足感何 こんなあっさり反省するならもっと前に・・・はぁ、もういっか。
かくして彼らの現状は
ひと月後、チェンティンは退院し、チョンズとともにシンガポールへ旅立った。
しぶとかったね・・・
ジェンジェンたちを見ると、息子を捨てた酷い母という現実を嫌でも見せつけられる、ただその感情で顔も見たくなかったチェンティンだけど、これから時間をかけて慣れていくのでしょうか。
そして今日はとても大事な日。
正装したジェンジェンとリンシャオ、え、結婚式!?もう!?
んなぁ訳ない
この二人よ。
ラストは家族写真で。
どーいう表情なの
《総評》
家族と自己の成長・再生が8割、恋愛が2割なホームドラマでした。
主人公カップルの恋愛は盤石だし邪魔なキャラもいなかったのでそれほどだったんですが、リンシャオの一風変わった恋愛の仕方が面白く、ソン・ウェイロン本人も見飽きることのない美人さんだったので、キャプ撮るのが本当に楽しかった。
包容力のある、筋の通ったジェンジェン役のタン・ソンユンも素晴らしかった。実年齢の差がかなりありましたが、最強童顔で全く気にならず 本当に可愛らしい子でした✨
いろんな問題のタイプの親・子供がいてそれぞれ解決のために翻弄され、それでも最大限の努力をして納得できる着地点に持って行った丁寧な演出がとてもよかった。
それでも、この話数はちょっと長いわ💦 もっとギュっとまとめれたと思うし、ラストは急ぎ過ぎて感情が追い付かなかったし、その辺はもったいないかなぁ。
めちゃオススメです!星☆は満点〜