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アトムのブログ ロボットウォッチャー

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2014/9/13 TBS報道特集 「福島原発 廃炉に挑むロボット技術」を見ました。
知っている情報もありましたが、解りやすくまとまっていました。
今年4月、「福島第一廃炉推進カンパニー」設立
増田尚宏プレジデント、人材確保について地元の協力要請。
燃料デブリを水で覆うことにより放射線量を抑えるため、冠水工法をとる。
今年3月、ウォーリアを投入し、フェンスの一部を撤去したが、その後半転倒状態になりバッテリー切れで今も放置されている。
日立GEニュークリア・エナジーの「テレランナー」
原発内部を撮影することが目的で、段差を乗り越え、階段も登ることができる。
カメラ部は、3mの高さまで伸び、1号機格納容器下部の水漏れ箇所の撮影に成功している。原和正技師
形状変化ロボット
格納容器の内部調査が目的。直径10cmの管から投入され、その後安定走行のためコの字型に変形する。2号機内部は、最大72.9シーベルト/h(2012/3測定)あり、モーター駆動用/カメラ用電子基板が放射線でやられる可能性があるので本体から切り離しケーブルで接続して容器外に置いている。このため積算で1000シーベルトまで耐用できる。来年2月に1号機容器に適用される。日立製作所 岡田聡主任研究員
使用済燃料プール内の燃料棒の取り出しは3/4完了している。2020年燃料デブリの取り出し開始を計画している。
去年8月、国際廃炉研究機構(IRID)が設立された。18の企業・法人が参加
スリーマイルの廃炉担当であったダグラス・チェイピン氏
スリーマイルでは、容器損傷がないが燃料デブリ取り出しに10年かかっている。福島は燃料も多く、炉心と燃料デブリの正確な状況把握が重要
東芝の「VT-ROV」
ベント管付根部の調査用。車輪が磁石になっており、調査個所に到着後1回転して調べる。通路確保のサポートロボットも開発しており、障害物はウォータージェットで切断できる。格納容器設計担当正木洋主務
今年3月、「MHIーMEISTeR」投入
除染前に汚染状況をコンクリートをコアボーリングで採取。直径10cmのドリルで塊採取。500mから遠隔操作。藤田淳主席技師
日立GEニュークリア・エナジーの小型双腕重機型ロボット
「ASTACOーSoRa」
がれき撤去が目的。幅98cmで狭い通路でも走行できる。
今年4月、政府「イノベーションコースト構想」発表
地元では、「いわきロボット研究会」発足 会川文雄会長
除染ロボット「がんばっぺ1号」国の補助金獲得
参加企業 東洋システム 宗像一郎開発室長 地元の人材でリチウムイオンバッテリー開発
東京大学工学部 淺間一教授
世代を超えた開発が必要で人材育成がカギを握る。