木が3本で森になるけど
鹿が3頭では麤い(きめがあらい)になる
確かに鹿の革はきめが粗い
けどしっくりくる
柔らかく加工しやすく丈夫である
古くは馬の鞍や甲冑の布のように見える部分に
使われていた
今でも兜飾りに使われているので
知らないうちに触っているかもしれない
こちらは印伝
ビニールが光っているけど実物はマットな感じだ
鹿の革を染めたものに漆で模様を付けたものが有名だが
奈良印傳さんではほかの染め方も行っている
これは藁を燃やした煙でいぶす
燻染め抜き技法で作ったもの
気温や湿度藁の燃え具合などで同じ色にはならないそうだ
つまりすべてが1点もの
使ううちに手のあぶらでつやが出て
風合いも変ってくる
さらに手になじみしっくりくるそうだ