今回はティードオフ（テクモ）です。

５月２８日はゴルフ記念日ということで１年前はジャンボ尾崎のスーパーマスターズを書いたわけですが、当然他にもゴルフゲームはいっぱいありまして、スポーツゲームとしてはわりと作りやすいジャンルなのかもしれません。敵のアルゴリズムとかいらないですしね。しかしながら特色という意味では出しづらく、割と似かよったものになりがち。その中ではかなり異彩を放っているのがこれですね。

一見、普通のゴルフゲームですが、使うのはトラックボール。クラブ選択とかはなく、ドライバーからパターまでの強弱は全てトラックボール１つにかかっています。

なのでこんな簡単そうに見えるコースでも、思いっきりボールをぶん回すと、

簡単にO.B.になります。

今度は丁寧にするとチョロ（笑）。

一応グリーン上に乗ると他のゴルフゲームみたいに拡大されます。しかし持つのはドライバー並みに飛ばせるクラブ（笑）。

ただグリーンの穴は見た目に反してとても入りやすくなっています。なので方向さえ合っていれば、かなりの速度で転がしてもＯＫ。方向さえあっていれば、ね。

ホールが終わるとスコアカードの画面に。ここは普通のゴルフゲーム同様、オーバーパーの数だけ持ち球が減ります。デフォでは５つの持ち球でギブアップが＋４なので、ギリで２ホール目までは遊べるようになっています。

次のホールも一見簡単そうなんだけどなー。

グリーン周りを行ったり来たりでギブアップ。

２ホールまでは簡単そうに見えてあのスコアなのに、３ホールはすでにフェアウェイがほぼ無いコースに。まあバンカーに入ってもあまり関係はないのですが。

４ホール目は川越え。バンカーはそのまま打てるけど、川はO.B.になってしまうので、ペナルティですぐにギブアップになってしまいます。

おぉ、ボギー。しかし玉は減るのか・・・。

そして有名な６番ホール。こんなのプロゴルファー猿でしか見たことないわ（笑）。

いい感じだけどちょっと右にずれてるな。

ということで上手くなった人でもこのホールでかなり脱落する人多数。このホールを経験して、みんな辞めてったんだよねー。

なぜかここのカントリーは全２２ホールとなっています。しかし見事にオーバーパー。

実はこのゲームにはもう１つ敵がいて、それは木。見た目では分からないのですが、とても当たり判定が大きく、当たると勢いを吸収せずに跳ね返します。なので、木の近くにボールが行ってしまったら、まずは打てるところに出さないと進行方向が間違ったボールが飛びまくりです。一応、ボタンでフェードとかかけることができるんですけどねぇ。

１８番ホール。普通なら最終ホールですが、こちらはまだまだ途中。こんな川越えってどうやって向こう側にいくんだろう（笑）。

しかし位置さえばっちりならこんな感じでバーディも取れたり。ピンにも当たりやすいのでホールインワンも割と取りやすいゴルフゲームだったりします。

アンダーパーで上がるとキャディのお姉さんが投げキッスをしてくれます。それだけで満足（一応、持ち球も増えます）。

ということで最終２２ホール目はギブアップ。よく見ると６番ホールと同じだな。

およそゴルフとは思えないスコア（笑）。

なにがコングラチュレーションじゃ（怒）。

同社としてはテーカンワールドカップというトラックボールの金字塔なゲームを出してまして、その筐体に入っていたりしたのですが、あの割と小さ目なボールは方向を的確に転がすのが難しく、さらにそこに力加減まで加わるという難易度ＭＡＸのゲームでした。しかしながらアイデアは面白く、ゴルフのスコアルールに縛られずに１ホールで減る持ち球が最大１つとかなら、もっとヒットしていたんじゃないかな。いまならスマホで似たようなゲームがあるけど、これと比べたら簡単だよねー（笑）。