透析で血液を体内に送り出す機能のことを「シャント」と言って、手首付近の動脈と静脈を接合してあって「第二の心臓」とも呼ばれています。腕の静脈2か所に太い針を刺して、シャントから透析器へ送り出された血液が透析器で濾過浄化されて体内に戻されます。



手術について | 医療法人 博友会

シャントってなに?(シャントの管理は?) – 医療法人社団倫生 ...

 

元々身体には必要のないシャント接合部ですので、時間と共に劣化、血管狭窄して血流が悪くなり、血液を体外へ送り出す力が弱くなります。

ちなみに、心臓は毎分4~5ℓの血液を全身に送り出していて、シャントは毎分400ccの血流が必要。私のは200ccに満たないので、老廃物の除去が十分にできていない。そのため、カテーテルをして、狭窄した血管を広げる必要がある、と。



カテーテル後は入浴できないので、昨日は、午前中に温泉に行き、昼食にうな重を食べました。

我が家では、鰻と言えば、取り寄せた白焼きに自分好みのたれで味付けしたものが定番で、鰻の外食をほとんどしたことがありません。しかし、今回は、簡単な手術とは言え、その緊張感に負けて、誰もが美味しいと口を揃えて言う老舗のうなぎ屋へ初めて……。

 





小さな店内は満席のため、しばらく駐車場で待ってから入店間もなく、こんなのが出てきた。





 

皮はカリカリで中身はフワフワで、かつ、命を頂いている感の歯ごたえもあって活きがいい。泥臭さを消し去った秘伝のたれの甘さが絶妙!

プロの味を堪能してから、病院へ。


手術着に着替えて、手術台に仰向けになって、麻酔を打たれてカテーテル。血管に管を入れて、風船で狭窄部を拡張させて、少々の痛みと圧迫感とともに、30分くらいで無事に終了。

絆創膏の箇所から手首上の血管が少し盛り上がっているところがシャント。ここまで細い管を通しました。





 

今回は、静脈を拡張できたので、しばらくしてから動脈を拡張するとのこと。

尿意感覚が全くないという生き方を想像できないでしょうが、2年半経てもやはり違和感があります。透析とは、汗以外の水分老廃物が一滴も排出されないので一日おきに4時間かけてベッドの上で行う排尿のことです。

メドベッドに期待しています。