筍堀りのシーズン到来。筍を掘らずに置くと、竹林に竹が密集して入ることも歩くことも困難になるので、伸びるままに放って置くこともできません。

そのため、もう食べ飽きましたが掘りに行きます。
このように生えているのですが、





 

さて、ここで問題です。
この筍に向かって、①右側から掘るべきでしょうか? それとも、②向かって左側から掘るべきでしょうか?

 

|

|
|

|
|
|
|
|

正解は、①向かって「右側から掘る」です。

筍は、親竹の根の元から地面の下を横に伸びて根先が上に伸びて芽を出します。この場合、右側が根元に続いています。左側から掘ると、根の下にとが(筍を掘る鍬)がはまり込んでしまって空振るだけか、もしくは、筍の上部を切ってしまって上手く掘れません。右側から掘ると、根の付け根からきれいに掘り出すことができます。

掘るポイントが定まれば、10分ほどでこのように掘れます。





 

別の山でもこのように。





掘った筍はあちらこちらに配って、もらっていただきます。
それで、高校時代の友人が退職して、最近夫婦で喫茶店を始めたので行って来ました。

閑静な住宅街に潜むようにしてありました。





 

ドアを開けて入ると瀟洒な感じで、正面に年代物のピアノがあって、今はもうあまり見かけなくなった昭和の香りがする雰囲気です。






このカウンター席に筍を差し出すと大喜びです。






マスターとなった友人と話をしている間に奥さんの手作りビーフカレーが出てきた。





 

ルーも小麦粉も使用せずに香辛料を組み合わせたこのカレーは絶品!

メニューから「エルサルバドル・ロマラ・グロリラ・ペカマラ・レッドハニー」というコーヒーを注文すると、目の前で淹れてくれます。





 

棚に並んだコーヒーカップの中から選んで、






今まで全然知らなかったのですが、中学生の時から、サイフォン(アルコールランプで沸かすタイプ)でコーヒーを作っては香りと味を愉しんでいたというのですから、年季が入っています。





 

庭で獲れた夏みかんにチョコレートをコーティングした奥さん手作り菓子をつまみながら。




 

コーヒを淹れる趣味と料理好きの奥さんと念願かなって始めた喫茶店……とても美味しい一時になりました。

いつかここでピアノを弾かせてもらおうかな。