辞任した静岡県川勝知事を非難する人々は、本気でリニア開発を望んでいるのでしょうか?
 

 


職業差別とも捉えられる発言により批判を受け、辞職を表明していた静岡県の川勝平太知事(75)は4月10日午前、静岡県議会議長に辞表を提出しました。これに伴い、川勝知事は30日後に自動的に失職します。川勝知事の辞職に伴う県知事選は、5月9日告示、26日投開票の見通しです。

<静岡県 川勝平太知事>「心境ですか…『散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ』ですか」

川勝知事は辞表提出前に「散りどきを心得てこそ美しい」という意味の戦国の世を生きた明智光秀の娘・細川ガラシャが詠った辞世の句を読み上げました。



川勝知事の任務は、リニア開発をやめさせることでした。

 

 

 


「これから最低10年以上かかる。一つめどが見えた」
「南アルプス(の環境)を保全するのは国策だ。国際的な日本の責務だ」


 

つまり、リニア開発による自然破壊を何としても阻止させたかった。

南アルプスは、静岡県の北側に角のように突き出した南アルプスの大自然であり、富士山と同様、神聖なエネルギー場でもある。

 

 

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巨大トンネルを掘って出た土砂を運ぶトラック道路は、手つかずの美しい自然を醜悪な姿に変えて静岡県の誇る奥座敷が壊される。そして、大井川水系の源流が断たれるとなると、静岡県民の命をつなぐ自然を奪われることになる。

リニアなど所詮、時代遅れのガラクタではないか!
 

太陽光パネルと同様、産業廃棄物でしかない。

 

 

ここにリニア批判があるが、その通りでしょう。

 

 


知事の一存でリニア開通が大幅に遅れていることから、川勝氏は〝袋叩き〟状態となっているが、フジテレビ系「ホンマでっか!?TV」のコメンテーターで知られる生物学者の池田清彦氏は4日、自身のXで「リニアモーターカーは開業できるかどうか?2034年以降に開業できたとしても赤字必至だと思う。リニアを構想した時と10年後では産業構造が全く変わってしまうので、リニアは無用の長物になると思う」と私見。川勝知事について「先見の明があったという話になるかもね」とつづった。

同氏は別の投稿でも「東海道新幹線はビジネス路線以外に観光路線として内外の人に人気だけど、トンネルばかりのリニアモーターカーは同列には論じられない」と指摘した上で「景色がほとんど見られない列車には観光客は一度乗ったらもう乗らないよ」「建設費を回収することはほぼ不可能だと思う」と私見をつづった。

同じく、認知科学者の苫米地英人氏も8日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」で〝リニア問題〟に言及。コスト面に関して「リニアは新幹線の4倍の電力を使う。つまり原発再稼働が前提なんですよ」と見立てた。

またコロナ禍によってリモート作業が定着したことで「リアルで会わないとビジネスできないと思ってる人はどんどん減っている」とズバリ。むしろ「これからゆっくりの移動する旅がぜいたくになっていくんじゃないですか」と述べ、〝スロートリップ〟の未来を予測した。



リニア開発は、原発マフィアや開発利権にたかるゼネコンと裏金塗れの政治屋を利するだけであって、景色も見られない長時間の真っ暗闇で乗っていても楽しくない。何よりも甚大な健康被害となる電磁波発生無人運転列車に乗りたいと思う人はどれだけいるのだろうか?

静岡県のリニア工事が着手される前に、フリーエネルギー・テクノロジーやテレポーテーション・テクノロジーが実用化されるでしょう。それまでの時間をつないでくれた静岡県川勝知事の功績は大きい!


職業差別の失言は、リニア開発阻止のための目処が立って任務完了したので、辞任するための口実として敢えて発言したのかもしれません。


何れにしろ、あっ晴れ! よくやった!