この地域では旧暦で行うので4月が雛祭りで、まだ少し早いのですが、昨日は雛人形を飾りました。




何と18年ぶりに思い立った雛飾りです。理由は、娘がこの3月に嫁ぐからです。娘が生まれた時に奥さんの実家から頂いた雛人形を毎年飾ってきて、小学校へ上がった時から途絶えていたのですが、この家を出て行く娘のために最後の思い出として。

 


 

小津安二郎監督の映画『晩秋』や『秋刀魚の味』で、娘が嫁ぐ際の父親の複雑な心情を笠智衆が演じていますが、とてもよくわかります。

それについては、すでにここに書いたので。

 

 

 

 

 

飾るのに3時間以上かかりました。三人官女や五人囃子、随身、仕丁の位置や持ち物をはじめ、様々な置物の並べ方をほとんど忘れてしまったので、ネットで調べながらの大仕事です。

昔は座敷に飾っていましたが、今回は玄関入って真正面に飾りました。

 

  

 

 

 

廊下が埋まって通れなくなりましたが、家を訪れる人を雛たちが迎えます。

 

家がすっかり華やぎました。