近年、よく耳にするようになった『ペットロス』という言葉。

直訳すると、「ペットを失う」という意味ですが、実際は「愛するペットとの別れに遭遇した、飼い主の悲しみ」を表す言葉として、使用されています。

特に現在は、ペットはただの動物ではなく、家族の一員として扱われるため、失った時の悲しみはとても大きなものがあります。

家族同然のペットたち。中には、失った肉親の代わりや子供の代わりにペットを飼う人が多くいるようです。

そんな人たちが、大事なペットを失ったときに遭遇するのが、この「ペットロス症候群」というものです。特に、犬を飼っていた人がなりやすいようです。

それは、ペットを失うという事が、実の親や子、兄弟といった家族を亡くすのと同等の悲しみを覚えてしまうからなのです。

亡くしてしまって、あまりの悲しみに打ちひしがれてしまい、日常生活に支障をきたしたり、以前のように生活できなくなってしまう状態を、ペットロス症候群といいます。

「もっと早く病院に連れて行ってあげればよかった」

「もっとたくさん、一緒にいたかった」

「ペットが死んだのは自分のせいだ」・・などなど。

ペットが日常生活に占める割合の多い人ほど、このペットロス症候群に陥ってしまいやすいそうです。

家族を一人失うのですから、当たり前なのかも知れません。

人間であっても、突然の事故などで子供を失ったりすると、親が生気を抜かれてしまったようになる人も多くいるようですから。

私の従兄弟の時も、一歩間違えば、両親が鬱病になっていたかもしれません。

ペットロスの症状も、「何をするにも、やる気がでない」「食欲がない」「ペットの事を思い出すと、悲しくて仕方がない」など、鬱病に近い状態になってしまうそうなのです。

このペットロスについて、明日はもう一歩踏み込んで説明します。

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