久しぶりのスクーターいじり~長期間置いてたバイクのキックが下りないのはオイルのせい@2st~ | 欧米気分を味わう方法 Ver.アメブロ

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自動車や自転車や色んな事について思ったままに書いている
ブロガー&フリーモータージャーナリスト&考察屋のブログです。

さて熊本の地震、収束はなかなかしませんね。
インフラも壊滅状態なので、復旧活動にはまずは余震のほぼ収束、
そしてインフラ回復の後になりますよね

それまでは被災地は我慢するしかないわけですが、
個人的には援助や物理的・金銭的応援はその復旧活動に入ってからで良いと思ってます。
精神的なものはいくらでもいいと思うんですけどね。
現地では今、生産活動はできないわけですし。

そーんなことを思いつつ、とりあえずは自衛隊・消防・警察の活躍を期待しましょう。自衛隊最強装備、野外炊具1号が活躍していることでしょう。

で、そんなわたしも久しぶりのスクーターを復旧させました。

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2ストバイクって長期間おいとくとオイルが下りるんですよね。
ええ、重力で。

で、キックが下りなくなるんです。

オイルは腰下に溜まるわけですね。
で、そうなるとシリンダーまで浸かります。

すると出口を塞いだ注射器状態。

ピストンが下がらなくなるんです。
で、結果キックがおりなくなるわけで。

で、それがどんな状態かというと・・

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こんな状態。
わかりますかね?
ピストン下のこの黒い空間、全てオイルで満たされてます。

よくバイク屋にこういうのをもっていくと
「焼き付いた」とか「エンジン壊れた」とか言われますがこれが原因ですよ。

2stバイクが調子わるいのもこれが原因ってのが多いでしょうね。

で、このオイルをスポイトで抜いていく訳です

すると
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この通りちゃんとクランクや来んロッドが見えるようになりますよ。
きっちり抜いたら元に戻します。

あ、チャンバーの中にも流れ込んでる事があるので、チャンバー内からも抜いたほうがいいですよ@オイル
抜いたあとはパーツクリーナーをたっぷり中に吹き付けてシェイク、
オイルを流しましょう。
残りすぎるとは白煙がすごくなりますので。

で、シリンダー組んでヘッド付けて締め付け。

この段階でプラグに火が飛ぶかをチェック。
プラグをケーブルに刺した状態(※ヘッドには付けてない状態)で
キックを回して目視確認すると火が飛んでるかわかります。
もちろんIG-ONですよ

火が飛ぶのを確認したらエンジンカバーを付けてプラグを装着

その後排気をつけて、その後吸気側をつけます。

一通り取り付けが終わったらガソリンをキャブに回して
キック数発くらわすと・・

パパン・パンパンパン・・と復活。


ほんと毎回やっててこの初爆の瞬間がたまらない。



で色々メンテして・・
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無事復活。

自転車のメンテをやり始めて細かいところを気にするようになったんですけどね、
バイクも同じ感覚でメンテしたらえらいことになりそうな気がします。

回転性能とかグリスアップとか(笑


そんなこんなで復旧完了。


楽しいなぁ機械いじりは・・



では