こんにちは☀️
保育士であり、子育て中のママの🐻atim🐻です!
今回は「3歳児健診後の“様子見”」についてお話しします。
🔶「様子見」って安心していいの?
「発達が少しゆっくりかもしれませんね。しばらく様子を見ましょう」
3歳児健診でそう言われて
✅ 安心したような
✅ モヤモヤが残るような
そんな気持ちになった方、いませんか?
実はこの**「様子見」の2年間**が、
🌀 **支援が届かない“空白期間”**になってしまうこともあるのです。
🔷3歳児健診の「様子見」=問題なしではない!
👨⚕️ 健診の場は、短時間のやりとりとチェックリストが中心。
💬 家庭や園で見せる細かな行動までは把握しづらいのが現実です。
「様子見」という言葉の裏には
🔹 判断が難しいグレーなケース
🔹 発達に“気になり”があるけど様子を見たい
…という、あいまいさが含まれていることも多いんです。
🔶支援につながらず…その後どうなる?
「様子見」で終わったあと──
1〜2年があっという間に過ぎ、
⏳ 気づけば就学を控えた年長さんに。
その間…
🧸 保育園や幼稚園で“育てにくさ”が出始める
😟 保護者も「いつかは落ち着くかも…」と様子を見続けてしまう
🏥 医療機関は予約待ちが長く、タイミングを逃す
🔸 そうして“支援が必要な時期”を過ぎてしまうことも少なくありません。
🧠発達障害の“診断”がつくまでには時間がある
少し専門的なお話ですが、
以前受けた発達心理士の先生の研修で、とても印象に残っている言葉があります。
🟡 「2歳までは、約8割の子どもに何かしら“発達障害のような要素”が見られる」
でも、それがすぐに「発達障害」と診断されるわけではありません。
🌱 子どもは成長とともに、その要素が“薄まっていく”ことが多いからです。
🔸そして、本格的な診断がつくのは
⏳ 小学校3年生(10歳ごろ)までの間に、
その特性が継続して強く見られる場合なのだそうです。
🧒2歳までの“気になる行動”ってどんなもの?
「こんな様子、うちの子にあったかも…」
そう感じる保護者の方も多いのではないでしょうか?
例えばこんな行動は、実は多くの子が一度は通る姿でもあります👇
🛏 お昼寝をしない・夜なかなか寝つけない
➡ 昼間に受けた刺激をうまく処理できず、興奮状態が下がらない状態。(環境刺激の処理困難)
🧸 お友だちと一緒に遊ばず、ひとり遊びばかり
➡ 自分の興味のあることに強く集中する「過集中状態(自閉傾向)」が関係している場合も。
😣 遊んでいた場所に他の子が来たことで、叫ぶ・噛みつく・ひっかく
➡ これは「自己防衛反応」や「想定外の出来事」に対するパニックからの衝動的な行動かもしれません。(情報の処理困難)
🍽 同じものしか食べない/好き嫌いが極端に多い
➡ 食材の味・におい・見た目・食感などに対する感覚過敏が原因になっていることも。
🧦 靴下や靴を履きたがらない/洋服のタグを嫌がる
➡ 触覚の敏感さから、チクチク・ムズムズする感覚が不快に感じられる場合があります。
これらの行動を一つひとつ見ると、
「もしかして発達障害かも…?」と不安になることもあるかもしれません。
でも実際には、
💡 “一時的な発達の揺らぎ”として表れていることも少なくありません。
とはいえ、このような行動が
👶 2歳を過ぎても続いている場合──
保育園や幼稚園の現場でも、よく見られるケースがあります。
たとえば…
🔸 お友達を噛んでしまう
🔸 癇癪が激しくて手がつけられない
🔸 言葉がなかなか出てこない
🔸 集団の中で一人で遊ぶことが多い
こういった様子が、3歳児クラス・4歳児クラスになっても見られる場合は、
🧩 この先、療育につながっていくパターンが多いのも事実です。
決して「悪いこと」でも「恥ずかしいこと」でもありません。
大切なのは、
🌱 子ども自身が困りごとを抱えすぎてしまう前に、動いてあげること。
たとえば…
✅ 療育機関に相談してみる
✅ 市区町村の発達支援センターにアクセスしてみる
✅ 保健師さんや園の先生に話してみる
✅ 子育て相談窓口を利用してみる
このような行動が、
👐 子どもにとっても保護者にとっても、安心につながる第一歩になります。
✨ 気になるサインがあったら、「様子を見る」だけでなく
✨「誰かに相談してみる」ことも選択肢のひとつにしてみてくださいね。
🌼大切なのは、「今、子どもが困っているかどうか」
発達支援や療育の目的は
🔹診断名をつけることではなく
🔹**“今”困っている子をサポートすること**です。
だからこそ、早く診断がつくかどうかではなく、
🧩 困りごとがあれば、それを一緒に解決していく視点が大切なんです。
🌱じゃあどうすればいい?保護者ができること
3歳児健診で様子見と言われたら…
🌟 「様子見=何もしない」ではないと考えてみてください!
👇すぐにできるアクション例👇
✅ 地域の発達相談センターに自分から連絡
✅ 園や保育士さんに日常の様子を詳しく聞いて共有
✅ 発達支援についての情報収集
✅ 医療機関の予約は早めに(キャンセル待ちに登録も◎)
🔹 支援は診断ありきではありません!
🔹 “気になる”から動いてみることが大切なんです。
🏛自治体ができることって?
今後は「5歳児健診」の導入を目指す自治体もありますが…
現状ではまだ、3歳児健診のあとに定期的なフォローがない地域も多いです。
✅「様子見」だった子への定期チェック
✅ 発達支援センターとの連携
✅ 保護者が迷わない仕組み作り
🌈 こうした行政側のサポートが、
もっと整っていくことを願うばかりです。
💬保護者としての心構え
「うちの子、発達障害なのかな…?」
「病院に行くなんて、大げさかな…?」
そんなふうに、不安と迷いの中にいる方も多いのではないでしょうか。
さらに…
🔸 「イヤイヤ期が他の子より長い気がする」
🔸 「癇癪がひどくて、どう対応したらいいの?」
🔸 「育てにくさを感じるけど、どう相談したらいいかわからない…」
そんなふうに、“育て方”に悩みを抱えている保護者の方もたくさんいます。
でも、療育や医療機関につながることは
💬 「発達障害かどうか見てもらう」ためだけではありません。
🌼 育児の悩みをプロに相談できる場としても、大きなメリットがあるんです✨
🔹 子どもがどうしてそういう行動をするのか?
🔹 どんな関わり方が、その子に合っているのか?
🔹 保護者の気持ちをどう整理したらいいのか?
こういったことを、一人で抱え込まず、専門家と一緒に考えることができます。
支援に動くということは、
💗 「子どもを信じること」と「困っていることを見逃さないこと」の両立。
発達支援は、
🚫 「困った子をなおす場所」ではなく
🌱 “その子らしさ”を引き出す応援の場なんです。
🍀 子どもが困っている時、親が迷っている時、
🍀 そのどちらにも寄り添ってくれる場所がある。
まずは、小さな不安からでも、誰かに話してみませんか?
🌟まとめ|様子見のままにしないで
「様子見」と言われたら…
それは「見守っていいですよ」ではなく
「注意して経過を見てくださいね」というサイン。
🍀 気になった時こそ、次の一歩を。
🍀 相談したからといって、何か決まってしまうわけではありません。
📞 まずは、相談する勇気を持つことが、
未来を変えるきっかけになるかもしれません。