音も色もない世界。
ぶらさげた懐中時計の針が、
ひときわ大きく時をつげる。
進んできたであろう道のりを、
ときたま振り返ってみたりするけど。
もやもやかかって見えやしない。
同じ速度で歩いていると思ったのは、
わたしだけ。か。
加速をしながら。
先へ。先へ。とながれる景色。
これから。
歩きはじめる決意も。
立ち止まることへのためらいも。
振り返ってばかりの迷いも。
なぜ。
歩いているのかという問いも答えも。
何度も。
何度も。
かたちを変えながら。
すぎさっていくだろう。
これまでの。
足跡を強く踏みしめて。
忘れないよう。
少しでも長く覚えていられるよう。
この感覚を大切にしたい。
今はまだ。
すべてが手におさまらなくても。
いつかは、きっと。
時計の針が規則的に音を刻むかぎり。
わたしもこの世界を歩いていくんだ。
ぶらさげた懐中時計の針が、
ひときわ大きく時をつげる。
進んできたであろう道のりを、
ときたま振り返ってみたりするけど。
もやもやかかって見えやしない。
同じ速度で歩いていると思ったのは、
わたしだけ。か。
加速をしながら。
先へ。先へ。とながれる景色。
これから。
歩きはじめる決意も。
立ち止まることへのためらいも。
振り返ってばかりの迷いも。
なぜ。
歩いているのかという問いも答えも。
何度も。
何度も。
かたちを変えながら。
すぎさっていくだろう。
これまでの。
足跡を強く踏みしめて。
忘れないよう。
少しでも長く覚えていられるよう。
この感覚を大切にしたい。
今はまだ。
すべてが手におさまらなくても。
いつかは、きっと。
時計の針が規則的に音を刻むかぎり。
わたしもこの世界を歩いていくんだ。