久しぶりに会った両親は
また年をとり体が小さくなっていた
おじいちゃんおばあちゃんでしかない二人を
うれしさと悲しさとが入り混じった気持ちで
時間を恨みながら愛おしく眺めていた
二人きりでがんばってきた人生が終わりに近づきつつある今
大きくなった子供達に見守られ
どんどん子供に返っているようだね
頼っていいんだよ、委ねていいんだよ
がんばってきたんだもの、今度は私たち子供が支えるよ
どんな姿になっても私の顔を忘れても
幸せと喜びで満たされて輝いていて欲しい
いとしいあなた達を天に帰すその日まで
人としての輝きを守り続けることは
二人の子である私達だけの地上の使命