長くて短い一年365日


朝起きていつの間にかお昼になって夜が来て


慌しく家事を済ませて床に就けば


また新しい朝が来る


次の日が来ることを疑わず


出直すチャンスを当然のように受け取って


昨日と今日と明日の境を軽々と飛び越えて


一年また一年


一筆書きの一続きで一生となる


常と無常が混沌と交じり合った人生に


ぽろりぽろりと小さな種を


落としながら歩きゆく


後ろに続く名もない花の咲く道は


わが人生の軌跡となる