青空広がる朝を見上げれば


目がくらむほどのまぶしい光


足元には真っ白い雪の大地がひろがり


突き刺さるほどの冷たい空気が


一気に肺におし寄せる


風が吹けばさらさら流れる雪は


時間限定の滑らかな極上の砂


かき氷のようにふんわりした雪を一すくい


スコップに載せて遠くをめがけて放り出す


いたずらものの風がからかいながら


雪を私に押し戻す


ダイアモンドのようなきらめきが私を包み込み


雪の砂はシュンと冷たい吐息を吐いた