図書館で本を探しているとき


聞こえてきた咳払い


年配の男の人のものらしいそれは、


不意に遠くに住む父の顔を浮かび上がらせた


「お父さん今日はなにしているかしら」


温かな思いが胸に広がり、心が満たされる


ふんわりと包み込まれるような心地よさ。


それは私自身の中にある愛。


そして父がくれた愛そのもの。


ありがとうお父さん。大好きよ