こちらは今年始めにした富士山を描こうの課題だったのですが、描ききれずに途中になっていた作品です。
本人が完成させたいという気持ちがあって、ようやく続きを描いて、完成する事が出来ました。
途中までは、大きな富士山と空、原っぱだけでしたが、描き足すうちにイメージが湧き、ひつじが加わり、桜の木が描かれ、色とりどりのチューリップが最後に加えられました。
本人の意欲と、ワクワクした感じが伝わる楽しい作品です。
続いて6年生の男の子の作品です。
シーラカンスを紙粘土で作りました。
塗装はアクリル絵の具です。
大きくなりそうだったので、芯棒の作り方を教えました。
こちらは、材料から何を制作するかまで自分で考えるという課題でした。
図鑑でシーラカンスを見て、作ろうと思ったようです。
形作りも微妙な色も、工夫して集中を切らさずに作り込むことができ、とてもいい作品が出来ました。
シーラカンスが動き出しそうな迫力もあります。
教室では、なるべく本人の意思を大事にしています。
制作中の作品に手を加えるということはまずありません。
言葉だけで、伝わりにくい場合は他のサンプルでやり方を見せてあげたり、手をとって一緒にやりながら、伝えます。
制作中、大体は本人が意欲的に取り組めるように、助言しつつ、見守るようにしています。
今日の教室の2人は、意思と意欲を持って、自分の作品を仕上げようとしていました。
そして自分なりにどうすればいいかを考えて、イメージしていました。
今日の2人を見て、こうして本人の意思と意欲がしっかりあると、自ずといい作品が出来るんだよなー!、と実感する日でした。