横浜青葉区フラワーサロン
3年つづける教室講師を育てる
フラワーデザイナー
神作陽子
サロン名「Orangery」の由来
Orangery(オランジェリー)とは、
中世ヨーロッパでオレンジやレモンなどの柑橘類を
冬の間貯蔵する装飾的な建物をいいます。
ヨーロッパへ行くと、
しばしばかつてオランジェリーだった建物が
現在はいろんな施設として活用されているのを
目にします。
私が最初に出会ったオランジェリーは
パリのオランジェリー美術館。
印象派の画家モネの巨大な睡蓮の絵
飾られていることで有名です。
当時、学生の卒業旅行で訪れたのでした。
その時の私の印象は、
ルーブル美術館やオルセー美術館のような
華やかさはなくても、どこか上質の気品が漂う
居心地のよい空間…。
こじまりとしていて、とても安らぎを感じました。
そして今度は、
2000年から約4年間ロンドンに住んでいた時
何度と訪れたお気に入りのスポットの一つが、
ケンジントンパークにある
オランジェリーティールームでした。
こちらも、ガイドブックにも載っている
有名なカフェです。
かつてオランジェリーだった高い天井と
大きな窓の大空間に置かれた、
とても居心地のよいティールーム。
歴史ある建物が放つ特有で
重厚なオーラをもちながら、
どこか温もりがあり、
つい長居してしまいたくなります。
ダイアナ元妃が住んでいた
ケンジントンパレスを有するケンジントンパーク内の
緑あふれるロケーションとあいまって、
何度も訪れたくなる場所です。
お教室を始めるにあたり、
まず最初に浮かんだのは
この2つのオランジェリーのことでした。
お教室に来て下さる生徒様には
、私がオランジェーリーを訪ねた時に感じた
と同じように、
安らぎや居心地の良さを感じていただきたい、
と思ったのです。
そして、ちょっとだけ日常を離れた上質の空間
、訪れる人たちが何度でも訪れたくなる
癒しの場をご提供できたら・・・。
そんな願いを込めてつけました。
これからも何度も訪れたくなるような、
私なりのオランジェリーを目指していけたら
と思います。