お正月の残りのお餅を消費しなければ…
お餅につける胡桃ダレをはじめて作ってみる。
胡桃をスリスリ。。
だいぶ前に亡くなった父方の祖母は岩手に住んでいた。
お上品で口数の少ない人。
あまりに遠いので数えるほどしか会いに行けず、
思い出はほとんどない。
でもお正月に行くと、お餅を食べるためにこの胡桃ダレを作ってくれた。
正直子供の頃は好きじゃなかったのだけど、急に恋しくなってレシピを調べて思い出の味を研究。
胡桃ダレって岩手の郷土料理らしい。
胡桃を擦って、砂糖とほんの少しの塩、
それをお湯か緑茶で割りながらのばします。
きな粉があったら少し入れると風味が良い。
ハチミツとかも合いそうな気がする。
食べてみる。
ウン。おばあちゃんの味ではない。
口当たりもザラザラしている。
おばあちゃんはもっとペースト状になるまで擦ってくれていたのね。
もう聞くことはできないから舌の記憶を頼りに。
また来年作ってみよう。
子供の私にとっておばあちゃんはたまに会う大人の1人で、親しくはなかった。
話すときは敬語だったし。
よそいきの私で接していた。
だから会うのも面倒だった。
それなのに今ごろになって色々知りたい。
おばあちゃんは何が好きで何が嫌いだったのかな?
どんな経験をして生きて、どんなことを感じたのかな?
私はこんな事が好きなんだよ。とか、
そんな話をしたらどう返してくれたんだろう?
もっと色々話せばよかったな。
今の私なら肩ひじ張らずに気楽に話せるのに。
そんなおセンチな日曜日です。