ご来訪ありがとうございます。

 
そういえば、プロフィール的なものを近年、更新していなかったように思います。
ので、トライしてみようと思います。
 
 
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一人っ子の一人娘で、道端に咲くお花を誰よりも先に見つけて、ニコニコしているような子でした。とにかくマイペースだったように思います。
そんな私を母は「あの子は、一人っ子だからねぇ…」と言われたくなかったらしく、のんびりと過ごすことを認めず、年上の子供達の中に私を連れて行き遊ばせていました。私が何でも人並みにできないと母は納得せず、なかなかスパルタに育てられました(笑)
そんな私が現実逃避に選んだ先は本の世界。
1人静かに本を読んでいると、親も楽なので、本は何冊も買ってもらえました。親子でWIN-WINなので、私はあっという間に本の虫になりました。
当時は、読書が現実逃避だとは思ってもいませんでしたけどね。
 
幼稚園も小学校低学年ぐらいまでは、とにかく先生からの評価は「地味な子」「目立たない子」だったように思います。特に悪い事もしなければ、特別優秀でもない、絵に描いたような一般的な子供だったんでしょうね。
小学校高学年から、中学生の頃は、それまで読書して積み重ねてきた何かが現実とリンクしたのか、タイプ優等生でした。
目立った反抗期がない代わりに、世の中をかなり冷めた目で見ていたように思います。
その一方で、ニュースやドキュメンタリ番組などで悲惨な光景を見たりすると、食事が喉を通らなくなったり、夜眠れなくなったりするような事がよくありました。
中学生になってもその辺は変わらず、中学校の課外授業で原爆の勉強した時(確かモノクロ映画を見て感想文を書くみたいな内容だった)は、課題の作文提出後に高熱を出しました
今思うと、日々を淡々と過ごしたいのに、できない自分に辛さを感じていたような気もします。
 
3年間、ひたすら英語漬けだった高校では、なぜかタロットカードを手にします。
友達が最初に持っていたのですが、私も何となく購入したタロットを使い始めたら、あれよあれよとストーリーが口から出てくるように。今の私の原型は多分ココなんだろうなぁと思っています。
大学受験の時に、「どうせ美術に関わるなら、歴史としてではなく、描いてなんぼ。デッサンは学んだほうがいい」という美術の先生と美術史を学びたかった私は真っ向からぶつかった事があり…今でも、デッサンには苦手意識と恐怖と腹立たしさ(?!)という複雑な感情を持っています…
結局、大学は文学部(今は人文学科になってるらしい)で、西洋近代絵画史を専攻し、美術史の他に、美学、心理学、深層心理学、宗教学なども一般教養として学びました。第二外国語はフランス語を選択しました。上級フランス語まで単位取ったけど…今となっては動詞の活用なんか、全く思い出せないえーん
この頃から、四六時中、両親が喧嘩する様になり、家にいるのが、かなり苦痛で…
学校・バイト・お出かけ…と予定を詰めまくり、極力、寝る為以外に家にいないようにするようになりました。
 
学生の頃の私は、人並みに悩み、人並みに校則を破り、人並みに勉強するというような、まさに母が望んだような『人並みに卒なく何でもこなす』ような子だったと思います。ちょっと異色なのが、たまにタロットを展開するぐらい(私)
 
幼い頃から、見えない存在をキャッチする感覚はありましたが、基本的に「怖い」「めんどくさい」という感情が先立っていたので、極力、無視するようにしていたように思います。
下手に「見える、聞こえる子」と周囲にバレると気持ち悪がられたりするので、母と母方の祖母以外の大人には基本的に何も言いませんでした。
なぜかこの2人は私が物心つく前から「敏感な子」と分かっていて、その辺に関しては変な偏見のない大人でした。日常レベルでは2人共、超スパルタだったけど…あせる
スパルタな教育って「こうじゃなきゃいけない」「こうなって欲しい」という大人の都合や価値観に子供を力技で従わせることかなぁと、今は思います。
「そういう価値観を持っている人もいるんだな」という社会勉強にはなるのかもしれません。世の中、いろんな価値観の方がいらっしゃいますからね。
ま、子供の頃はそんな事考えちゃいなくて、親に振り向いてもらう為に必死にその価値観に従ってましたけど(苦笑)
 
そして、どんなに「見えなかった」「聞こえなかった」ことにしていても、人や環境、見たものや聞いたものなどから影響を受けて、体調をすぐに崩すような脆さも常に持っていました。
大人になって随分経った今でも、完全にはなくなってはいません…
 
こうして振り返ってみると、見えない世界との境界がどんどん薄くなっていったのは、社会人になってからなんだなぁ…
学生の頃は、とにかくそういう一切が「煩わしくて仕方ない」ぐらいにしか思っていなかったんだと思います。
 
あれれ…思いの外、長くなった…
プロフ的なもの②に(多分)続きます。
 
お読み頂きありがとうございました。
 
 
 
Makoto