今、コロナ禍にあって、海外展示会を始め、活動の制約を余儀なくされたことで、今までの活動や、長らく振り返って来なかった経歴などを振り返ってみることにしました。
そして、振り返ったことで気がついたのは、社会変動や、また個人的に不運や不幸と思われた事が起きた時に、活動のターニングポイントが訪れ、その後新しいステージに(より大きな世界に)、展開していることです。
全世界がコロナ禍に突入する前の2019 年まで、活動の中心となっていた、海外での展示会は、2011年の東日本大震災の後に始まりました。
海外での活動が始まる前1994〜2011(2)は、現在の活動の礎、立ち上がりの時期で、ホビーアート系の資格取得に専念しました。
具体的には、トールペイント(AFAA)の資格を皮切りに、ポーセラーツ(日本ヴォーグ社)、ポーセリンペインティング(陶画舎)など、大手のホビーアート企業が出す資格を次々と取得しました。
その資格を看板に教室を開設し、教室展、個展なども積極的に開催して参りました。(またデパート展示販売をきっかけにグループ展にも出展しました。)
ということで、まず、現在の活動の礎を築いた1994年から2011〜2年、資格を取得し、教室を開催し、コンクールなどで次々賞を頂いた期間の略歴をご紹介します。
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大学では、文化史を学び、高等学校教諭一種免許状(社会)取得する。
卒業後は、当時丸の内に本社があり、ヨーロッパ、北米、南米など世界中に拠点のあった、ベアリング・精密機器、半導体などのメーカーの会社の、人事・教育部門で、採用、社員教育、社内報の編集、また担当役員の秘書を務める
1997年 ✴︎1994年から始めたトールペイントでAFAA( アメリカンフォークアート協会) Master Course Diploma 取得
✴︎トールペイント教室を主宰し始める
1998年 ✴︎アトリエKトールペイント教室を開設する✴︎第一回作品展(教室展)開催 於:港区高輪コミュニティ
1999年 ✴︎ポーセラーツインストラクター(日本ヴォーグ社)資格取得✴︎ポーセラーツサロン アトリエK 開設
2000年 ✴︎第二回作品展(教室展)開催 於:港区高輪コミュニティ
2001年 ✴︎銀座のギャラリーで友人とグループ展
✴︎この年辺りからデパート( 銀座三越、渋谷東急など)での展示販売会にも多く出展
◇9.11同時多発テロ
2002年 前年2001年の同時多発テロへの思いを込め初めて、初めてコンクール(トールペイント)に参加し、ペイントクラフト賞 協賛社賞を受賞する
2003年 ✴︎第三回作品展(個展&教室展)開催
於:ギャラリー銀座 1Fで個展、2Fで教室展
この時から、銀座のギャラリーでの展示会を開催
✴︎第3回 ポーセラーツコンクール佳作受賞
2004年 ✴︎第四回作品展(個展& 教室展)開催
於:ギャラリー銀座
✴︎第4回 ポーセラーツコンクール佳作受賞
2005年 ✴︎陶画舎 ポーセリンエキスパート資格取得
2006年 ✴︎陶画舎 白金高輪分室開校 (教室名アトリエK)
✴︎第6回 ポーセラーツコンクール優秀賞受賞
2007年 ✴︎第五回作品展(個展&教室展)開催
於:ギャラリー銀座
✴︎ポーセラーツコンクール招待作品展出展
2008年 ✴︎陶画舎展 白金高輪分室(のちに六本木分室)として出展
✴︎ポーセラーツコンクール ティータイム部門入賞
2009年 ✴︎第14回陶画舎展大賞部門 審査員特別賞受賞
✴︎第9回ポーセラーツコンクール トラベルメモリアル部門入賞
2010年 ポーセラーツテキスト 当時、習いたいホビー、ナンバーワンだったポーセラーツのテキストの編集…技術指導、見本作品制作などに、広く関わる。
また、改訂カリキュラムセミナー、本部講師として、日本ヴォーグ社、ヴォーグ学園・関東エリアのセミナーで、講師を務める
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2011年の東日本大震災前は、現在の活動の礎となっていた時期で、立ち上がりならではの悩み…教室の生徒数に一喜一憂したり、参加していたアートグループでの人間関係に翻弄されたり、目の前のことに精一杯で、自身を俯瞰出来ずにいた部分もありました。
が、もちろんマイナス面ばかりではなく、上記のように、大企業や大使館などが後援する大きなコンペ(コンクール)で、何度も賞を頂いたり、大会場のアートセミナーで講師を務めさせて頂いたり、書籍掲載や、テキストの編集協力や、個展に合わせ自身もアートブックを出版したり、白金高輪や銀座で、個展やお教室展を開いたり、銀座や渋谷などのデパート、またギャラリーでの展示販売をしたり…と、その時点では、精一杯の事をやった、と自負出来る、成功体験もありました。
特に、ニューヨークで起きた同時多発テロがきっかけで、コンペ(コンクール)に初参加してから、コンペにも積極的に参加し、大きなアートコンペで頂いた数々の賞は、私に、自信と制作意欲をもたらしてくれました。
また、それに付随する形で、アートブックなどに作品が掲載されました。〜
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受賞歴(2002〜2012年)
✴︎第4回ペイントクラフト賞(日本ヴォーグ社・トールペイント)協賛社賞受賞
✴︎第3回ポーセラーツコンクール(日本ヴォーグ社・ポーセラーツ)佳作
✴︎第4回ポーセラーツコンクール( 日本ヴォーグ社・ポーセラーツ)佳作
✴︎第6回ポーセラーツコンクール(日本ヴォーグ社・ポーセラーツ)優秀賞受賞
✴︎第7回ポーセラーツコンクール招待作品展出展
✴︎第8回ポーセラーツコンクールティータイム部門入賞
✴︎第9回ポーセラーツコンクールトラベルメモリアル部門入賞
✴︎第14回陶画舎展大賞部門 審査員特別賞
✴︎第17回陶画舎展大賞部門 審査員特別賞
〜最後の受賞となった陶画舎展は、青山ダイヤモンドホールの、ルビー、サファイア、ダイヤモンド会場を借り切って行う、1000人規模のポーセリンペインターの大展示会でした。そして2012年の第17回陶画舎展以降は、大きなコンペには参加しておりません。)
主な作品掲載書籍
✴︎ポーセラーツブック 日本ヴォーグ社
✴︎ポーセラーツ作品集 春・夏・秋・冬 62の風景 ポーセラーツ倶楽部
✴︎porcelarts ARTBOOK 日本ヴォーグ社
✴︎ポーセラーツテキスト 日本ヴォーグ社
また、個展の折、アートブック『Fantasia 石井香生里作品集』を出版する
2012〜2019 《海外展開期》
震災後、茫然自失となった後、震災の翌年から出場した、海外イベントへの参加を機に、私自身、それまでのクリエイターとしての価値観の変容を余儀なくされて行きました。
それは自分が目標にして来た世界でもなければ、想定していた成功者のイメージや世界感とも違ったものでした。
何百枚もの陶磁器作品が割れ、呆然自失となった折は、この割れ物に囲まれている暮らしが怖くなり、絵付け自体をやめてしまおうとさえ思いました。
しかし紆余曲折を経て、やめることを思いとどまり、むしろより一層作品制作に励むようになり、その翌年の2012年から一気に、海外でのサロン(展示会) 出展が始まりました。
☆2012年は、計4回、パリのサロンに出展しました。
春、パリの16区( 高級住宅地と言われる場所)にあるルイ・ヴィトンの美術館を有する巨大公園で、JETROや日本大使館、日本航空などが後援する日本文化イベントに出展したのをかわきりに、夏は、ヨーロッパ最大級の日本文化イベント、《Japan Expo》に参加し、晩秋から初冬にかけて、現在に至るまでお世話になっているパリ1区にあるギャラリー《Discover Japan 》での企画展に参加、続いて、やはりオペラ地区のパッサージュで行われ、2016年まで毎年参加していた人気イベント《Idee Japon 》に出展しました。…こちらも入場制限がかかり、入場に1時間以上待ち、パッサージュから出て大通りまで列が出来る様子がメディアにも取り上げられるほどの人気イベントでした。
☆2012〜2016年までは毎年、主にクリスマス時期に、この《Idee Japon》に出展しました。
✴︎2015パリでのテロ後のサロンが大盛況で、2016年は夏、冬2回こちらに出展しましたが、それを最後に卒業。
☆2017年から2019年までは、個展、または私が主宰する企画展『百花繚乱展』を、初夏のパリ、こちらのDiscover Japan Gallery で行いました。(1回目は個展で、2回目から企画展となりました)
☆2018年は、ルーブル美術館の一角にある巨大展示会場、ルーブル・カルーゼルで行われた国際見本市に参加しました。こちらはジャパンエキスポ以来の大規模イベントへの参加となりました。
☆2019年は、初夏にDiscover Japan で『百花繚乱展』を、冬のクリスマス時期には、パリ、マレ地区の有名ギャラリーや邸宅美術館が密集している地域にある瀟洒なギャラリーSway Gallery で、個展《Cadeau de Noël du Japon 》を開催しました。
こうして、2012〜2019年まで、パリで個展を含め計16回のサロン出展を行いました。
このように、東日本大震災後に海外展示会に頻繁に出るようになってから、作り手としてのアートへの取り組みや考え方が、根本的に変わって来たように思うのです。
特に、これらのサロン出展で、私の作品をお迎えくださった多くの方々などとの交流は、私にとって掛け替えのない財産となり、その後の制作活動の原動力となりました。
また、2017年から始まった個展や私が主宰する企画展は、2012〜2016年まで参加していたイベント展を(主催者側の都合により)、卒業したことがきっかけとなりました。
2013〜2021《国内での活動》
一方、国内では、2013年頃から、画廊の企画展などを通じて、自分とは違うジャンルのアーティストの方々との交流も行うようになりました。
(…と、入れ替わり、同じジャンルの方々とのグループ展、コンペは次々と卒業しました。)
早稲田にあるファンタジックな建物のギャラリー、ドラードギャラリーの企画展出展もこの頃から始まり、2016年、2017年には、ドラードギャラリーにパリのDiscover Japan Paris をご紹介し、Dorado gallery × Discover Japan Paris の海外企画展に、招待作家として出展させて頂きました。
そして2016年からは、美術館で開催される公募展にも出展を始めました。
具体的には、上野の東京都美術館で開催される、〜時代を切り拓く女性アーティストによる美術展〜『ベラドンナ・アート展』に出展し、こちらの美術団体、ベラドンナ美術協会が運営している、銀座・奥野ビルのギャラリーで、個展開催を再開しました。(また2016〜2018まで、隔月で行われるこちら企画展にも参加しました)
略歴はこちらです。
⭐︎2013〜ドラードギャラリーの企画展に多く参加
＊2014 ドラードギャラリー参加のニューヨーク のアートフェアに出展
＊2016, 2017 ドラードラードギャラリー×ディスカバージャパンパリの企画展に参加
＊2018 ドラード10周年記念展に参加
⭐︎2016〜ベラドンナ美術協会( 2019までベラドンナの會)主催の公募展、企画展に参加
2016 第12回ベラドンナ・アート展 於:都美術館
2017 第13回ベラドンナ・アート展 於:都美術館
2018 第14回ベラドンナ・アート展 於:都美術館
2019 第15回ベラドンナ・アート展 於:都美術館
( 2016〜2018はこちらの公募展が主催し、銀座奥野ビルのギャラリーで、隔月に開催された企画展に3年間出展しました)
また、2017年からは、同じ会場、銀座奥野ビル、アモーレ銀座ギャラリー、ミ・アモーレギャラリーで、個展を開催しました。
2017〜2020まで、4回(分散開催をカウントすると5回)開催しました
2017 『香生里展-饗宴-』
於:アモーレ銀座ギャラリー
2018『香生里展-マリー・アントワネットに捧ぐ-』
於:アモーレ銀座ギャラリー&ミ・アモーレギャラリー
2019 『香生里展-絢爛-』
於:アモーレ銀座ギャラリー&ミ・アモーレギャラリー
2020 『香生里展-Reincarnation-』於:アモーレ銀座ギャラリー
『香生里展-L’oiseau blue 』於:ミ・アモーレギャラリーを開催。
The corona wreck made me possible to limit activities. So I looking back on my career.So I noticed that I advance to a next stage after the misfortune. I exhibited the exhibition (events) in Paris 16 times. It was after the Great East Japan Earthquake.And I won a prize for the first time after 9/11 terrorist attacks.
My second carrier started to get certified for my class. ( My first carrier is the office worker in the big company. I was secretary and I worked on the department of employee training.) And I opened the painting class in my house. ( I worked as the painting seminar teacher by the big corporation, too.) And I held my personal exhibition and the class exhibition many times. And I received many awards that sponsored by the big corporations . But I exhausted my activities a little. And The Great East Japan Earthquake occurred. Many my porcelain art works broken. I was terrified. And I thought to quit my porcelain art activities. But many people supported me. So I started to paint my new art works again. And I went to the next stage. I started to participate the event and the exhibition in Paris in the following year of the Great East Japan Earthquake. Good and ill fortune come hand in hand.
1997(4)-2012
I got some license for the porcelain art and painting. And I opened my painting class, and I held my personal exhibition and class exhibition , and I participated many art competitions. And I revived many awards. But I finished to participate the art competitions in the following year of the Great East Japan Earthquake.
And I started to participate the art events in Paris in the following year of the Great East Japan Earthquake .
2012-2019《Overseas activities》
I participated the art event in Paris 16 times.
(and I participated the art fair in New York one times.) I have been participated in Japanese culture events from 2012 to 2016. But I finished to participate this event in the following year of Paris terrorist attacks (2015).And I started to my personal exhibition in Paris in 2017.I held my personal exhibition ( and the themed exhibition)at Discover Japan Paris from 2017 to 2019. And I held my personal exhibition at Sway Gallery Paris in 2019, too. I participated the international trade fair at the exhibition hall in Louvre Museum in 2018.
2013-2020《Domestic activities 》
I have been participated many themed exhibition at the art gallery. And I interacted with the artists of the genre different from mine.
And I participated the open call exhibition at Tokyo Metropolitan Art Museum, this Exhibition is only for female artists. Its name is Belldonna art exhibition. And I held my personal exhibitions at the gallery in Ginza, this gallery run by the art group of Belladonna.
L’épave de la couronne m’a permis de limiter les activités. Je regarde donc en arrière sur ma carrière. J’ai donc remarqué que j’avance à une étape suivante après le malheur. J’ai exposé l’exposition (événements) à Paris 16 fois. C’était après le grand tremblement de terre de l’est du Japon.Et j’ai gagné un prix pour la première fois après les attentats terroristes du 11 septembre. Mon deuxième transporteur a commencé à être certifié pour ma classe. ( Mon premier transporteur est l’employé de bureau dans la grande entreprise. J’étais secrétaire et j’ai travaillé sur le département de formation des employés.) Et j’ai ouvert le cours de peinture dans ma maison. ( J’ai travaillé comme professeur de séminaire de peinture par la grande société, aussi.) Et j’ai tenu mon exposition personnelle et l’exposition de classe à plusieurs reprises. Et j’ai reçu de nombreux prix qui ont été parrainés par les grandes entreprises . Mais j’ai un peu épuisé mes activités. Et le grand tremblement de terre de l’est du Japon s’est produit. Beaucoup de mes œuvres d’art en porcelaine cassé. J’étais terrifiée. Et j’ai pensé à arrêter mes activités d’art en porcelaine. Mais beaucoup de gens m’ont soutenu. J’ai donc recommencé à peindre mes nouvelles œuvres d’art. Et je suis passé à l’étape suivante. J’ai commencé à participer à l’événement et à l’exposition à Paris l’année suivante du Grand Tremblement de terre de l’Est du Japon. Bonne et mauvaise fortune viennent main dans la main.
1997(4)-2012
J’ai une licence pour l’art de la porcelaine et la peinture. Et j’ai ouvert mon cours de peinture, et j’ai tenu mon exposition personnelle et mon exposition de classe, et j’ai participé à de nombreux concours d’art. Et j’ai relancé de nombreux prix. Mais j’ai fini de participer aux concours d’art dans l’année suivante du grand tremblement de terre de l’est du Japon. Et j’ai commencé à participer aux événements artistiques à Paris dans l’année suivante du Grand Tremblement de terre de l’Est du Japon .
Activités 2012-2019《Overseas》
J’ai participé à l’événement artistique à Paris 16 fois. (et j’ai participé à la foire d’art à New York une fois.) J’ai participé à des événements culturels japonais de 2012 à 2016. Mais j’ai fini de participer à cet événement l’année suivante des attentats terroristes de Paris (2015). Et j’ai commencé à mon exposition personnelle à Paris en 2017.J’ai tenu mon exposition personnelle (et l’exposition à ce sujet) à Découvrir le Japon Paris de 2017 à 2019. Et j’ai aussi tenu mon exposition personnelle à la Sway Gallery Paris en 2019. J’ai participé au salon international de la salle d’exposition du Musée du Louvre en 2018.
Activités 《 2013-2020 》
J’ai participé à de nombreuses expositions à ce sujet à la galerie d’art. Et j’ai interagi avec les artistes du genre différents des miens. Et j’ai participé à l’exposition open call au Tokyo Metropolitan Art Museum, cette exposition est uniquement pour les artistes féminines. Son nom est Belldonna exposition d’art. Et j’ai tenu mes expositions personnelles à la galerie de Ginza, cette galerie gérée par le groupe d’art de Belladonna.