私のテーマ『ヒロインたちのポートレート』で、今日もやはり神話の中のヒロイン、プシュケをモチーフにした作品をご紹介します。
ヴィーナスの息子で、有翼の愛の神クピド( エロス)、彼の金の矢で射られた人は、彼(クピド)が選んだ相手を好きでたまらなくなると言われています。
ヴィーナスの命で、人間界に降り立ち、プシュケが卑しい豚飼いの男と恋に落ちるように命じられたクピド(エロス)は、そのプシュケに恋に落ちてしまいます。そして彼女を人間界から天上界に誘拐してしまうという神話『プシュケの誘拐』をモチーフにした作品です。
プシュケもクピド(エロス)が好きだったため、誘拐されているのに、プシュケの表情はウットリしています。
因みに、プシュケは魂を意味する単語になり、心理学(Psychology)の語源になったそうです。
…ということは、プシュケの誘拐は魂の昇天…?!