ポーセラーツレッスン&時の流れ | 東京都港区でアトリエK六本木(旧白金高輪)を主宰しております石井香生里のブログです。

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ポーセリンペインティング( 磁器絵付け)を中心に、国内外( フランス・パリ、東京・銀座)での展示会出展を中心としたアーティスト活動を行っております。また、少人数制のポーセリンペインティング教室、アトリエKを六本木で開催しております。(教室歴20年以上)

一昨日はまたポーセラーツのレッスン+特別レッスン(兎のテクニカルプレート)のクラスがあり、少人数ながらも3レッスン、和気あいあいと楽しく進みました。

皆さま手の動きも速いですが、話題も豊富で、作業の途中のティータイムもお楽しみの一つなので、よくお茶菓子などもご持参いただきます。
真っ白なマカロン、高級お紅茶、フルーツ、クッキーなどいつも珍しいもの、美味しいものと多種多様ですが、一昨日お持ちいただいたお土産がとても可愛くて、どのクラスでもその話題になりました。
お持ちいただいたのはディズニーシーに行かれた生徒様のお土産で、この可愛いパッケージの中にはミッキー型のお煎餅が入っています。

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また今ディズニーシーではダッフィーちゃんとシェリルメイちゃんというくまのぬいぐるみが大人気だそうで、ドイツにお孫さまがいる生徒様は、ドイツのお孫様にも送ったところ、テディベアが本場のドイツでも、皆が振り返って見るとのことでした。
流行というか皆が支持するものには、何か他とは違う、キラリと光るものがあるのかもしれません。

そして流行というか今話題になっている歌舞伎についても、このパッケージがなんとなく歌舞伎を連想させることから話がおよび、やはりお嬢様ご一家がでドイツにお住まいの上記の方が、市川家のロンドン公演の時、わざわざドイツからロンドンまで観に行かれたそうですが、やはり海老蔵さんは花があったとおっしゃっていたそうです。

以前HPの方に書いたことがありますが、私も海老蔵さんの石川五右衛門の舞台と伊達の十役の舞台は観たことがあります。
私は、特にファンというわけではないのですが、舞台での存在感、魅せることを意識した芸には感動しました。
人を感動させることができる人というのは、自分も感動することができる人だと思いますし、彼が"おじいさんにそっくり"と声をかけられている時、本当に嬉しそうにしていたのが印象的で、その面に関しては純粋で謙虚で真摯な心を持っているのだと思います。

先日観たゴッホもそうですが、アーティストや役者など何かを作り出していく人というのは時として破天荒なところがあるが故、それだけのエネルギー、強いモチベーションも持てるのかもしれません。もちろん荒れた生活をしなくても、というかむしろ聖者のようなストイックな生活をしながら、クリエイティブな仕事にエネルギーを注げる人もいるので、一違いに色々結びつけて考えるのは無意味なことですが、強烈なまでのモチベーションを持てる人、受動的ではなく能動的に生きていける人というのは、凡人からは羨ましい時があります。しかしそれだけに、表現する場を失うまで発展してしまった場合は、失うものが多きすぎたかもしれません。

そしてそれとは逆に、まだ志半ばで、やりたいことも沢山あったのに旅立たなければならなかった人のことを思うのは本当に辛いです。

昨日は、前のブログにも書きましたが、まだ中学生のお子様もいらしたのに旅立たなければいけなかった友人の葬儀がありました。
その会場で、やはりとても若くして亡くなったお嬢様がいらした友人とも会い、子どもの英語教室を通して、そういった方々と、子育て中の一時、陽だまりのような温かい時間を共有出来た事に感謝しました。

日々の生活は同じようなことを繰り返しながら続いているように思いますが、時は確実に流れていて、いつの間にか環境がずい分変わっていることもあります。
でも久々に、以前一緒に過ごす時を持った方と会うと、その幸せだった日々を思い出し、その頃の自分に戻っていたりして不思議です。

葬儀からの帰り道、会場で一緒になった方と、「今度はもっと楽しいことでまたお会いしましょう」と声を掛け合って、お互いの帰路に着きました。

次回はフランス美術のお散歩、またご紹介したいと思います。
段々年内に収まらない感じになって来ましたが、のんびりお付き合いください。

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