シャンデリア職人のブログ -10ページ目

シャンデリア職人のブログ

中目黒のシャンデリア工房 atelier 366 の公式ブログ。
製作・修理風景や商品情報、お店からのお知らせを掲載いたします。


現在進行中の新商品 Sputnik Wall Bracketの試作、仮組みが完成。
素材は真鍮にこだわり、イタリア、アメリカのパーツを使用。


50'sスタイルのオールドスクールな定番のデザインから
redrockオリジナルの少し変わったデザインなど




まさに壁から飛び出すSputnikなど



早く店頭に出せるよう製作をすすめていきます。
気になるモノがございましたら是非お問い合わせ下さい。
透明感のあるシャンデリアをお探しのお客様にオススメの

「マリアテレジア」と名前がつけられたヴィンテージシャンデリア。

鉄の骨組みに、ガラス板がとめつけられており、

強度もありつつ、全体的にクリアに見えるように製作されているタイプです。




年代としては、1960年代以降、

ガラスの産地、チェコスロバキアかイタリア製のものが多いのですが、

バブル期の1980年代、日本でも大変人気のあったタイプのようで

たくさん輸入されていたようです。


現在でも、多くの方がもつ「シャンデリア」というイメージにぴったり。


ただ、10年程飾って頂くと、ガラスパーツの間にどうしても

ホコリやごみ、油分が入り込んでしまい、透明感がなくなりくすんできてしまいます。

当店の修理では、鉄の骨組みになるまでガラスパーツを全て外し、洗浄し、取り付けしなおします。

かなり時間と手間はかかりますが、見違えるように透明感を取り戻します。


ちょうど同じフレームが2台あるので

クリスタルの付け方の違いでがらっと印象が違う、というのをご案内します。





左側が、クリスタルをたくさんつけてあるタイプ。
右側が、少しライトに取り付けたシャンデリアです。
実際にとりつけるお部屋や店舗のイメージでどちらかお選び頂けます。





4Fと5Fに1台ずつ飾ってありますので店頭で実物をご覧頂けます。

中目黒にお越しの際は是非ご来店下さい。
ここ数年でredrockに増え始めたBrutalismテイストの作品

1950~70年代に流行したデザインの流れ「Brutarism」
自然の岩肌の様な荒々しい仕上げ、レンガ、ガラス、鉄、石など素材のありのままの表情を見せる遺跡の様な佇まい、重厚感漂うデザインが特徴的でした。
建築家では Louis Kahn(ルイス カーン)、インテリアではアメリカの作家Paul Evans(ポール エヴァンス)などが代表的なBrutalistといえるでしょう

Brautalism Designは照明、インテリアにも大きな影響を残しています

1973年アメリカMoe Light社によるBuratalist Chandelier


1973年当時のカタログ


そして前述した作家Paul Evans styleの壁面オブジェの数々
ヴィンテージではよく目にする「Syroco」社のデザインもBrutalismからきているのでしょう

様々な方法で加工されあらゆる表情をみせる金属


鉄、真鍮、銅を使用したMetal Wall Sculpture 1970s


Syroco社製壁掛け時計


これらヴィンテージならではのデザインは、どれも現代の整いすぎたモダンなインテリアには
ない野性的な力強さ、重み、粗暴さが何よりの魅力です

これらの他店頭に様々な作品を展示しています。
男性的なインテリアや空間のアクセントをお探しの方是非一度ご覧下さい

「Sciolari Ceiling Light」
Designer:Gaetano Sciolari
Maker:LIGHTOLIER

前回に引き続きSciolariによるモダンな作品の紹介
1970年代に製作されたと思われる幾何学構造のシーリングランプ
推定ですがLIGHTOLIER社製と思われます







Chrome×Goldのコンビネーションが時代を感じさせるとともに
重厚感のある雰囲気を醸し出しています




有機的なデザインのガラスのシェード、直線的で奇抜なフォルム。
Sciolariらしい素晴らしい作品です。

天井に直付けするための当時のオリジナルパーツも残しております。


「Cubic」
Designer:Gaetano Sciolari
Maker:LIGHTOLIER

クロムメッキが施された鉄とアクリル製シェードから成る17個の長方体パーツを
マットな質感のアルミ製パーツが繋ぎ中心から枝を伸ばす様に構成されたモダンなシャンデリア







Sciolariらしい近代建築の様な幾何学的なフォルム。
彼の代表作のひとつです。