シクラメン
第5号 マンスフィールド・パーク 読了
本のカラーは美しいレモンイエローでした
本日は冬至
ゆずのお色とぴったり(笑)
ほっこりゆっくり、この後この柚子と共に
お風呂に入りたいと思います
物語の主人公は
泣き虫で弱虫で内気な少女 ファニー
貧しい家庭に生まれ、兄弟の多いファニーは
善意としながらも、親切な押し売りのような形で
裕福で4人の子供がいる
親戚のバートラム家に引き取られる、、、
苦境であることは解るけど
なかなかの内気さに
周囲も読んでる私もファニーに苛立つ程(笑)
そんな彼女が、従兄弟たちとの関係を経て
少しずつ教養を身につけて成長していきます
翻訳者
この本の魅力がダイレクトに伝わってくるのは
翻訳のおかげという部分が大きいかと思います。
ピンクの本 高慢と偏見1
訳者は
第1巻 高慢と偏見の翻訳を手がけた
岡部由梨江先生です
なので、絶対に読書挫折なんか
しないと思います。
原文で読めない私たちには
彼女の翻訳は神。
時代背景を残しつつスッと入ってくるところ
私、もう彼女の大ファンです〜
全ての本を岡部先生の訳で読ませていただきたいと
切に願うのです
結婚観
物語の始まりは
ファニーとバートラム兄妹たちの親世代が
それぞれ結婚するところから始まり
嫁ぎ先の条件、生活レベルの違いから
姉妹の中が悪くなるという、、、。
なんとも言い難い話の始まりでした
高慢と偏見でも感じたことですが
1800年代という時代背景は
女性の人生は結婚が全てであるという
価値観の元に話が成り立っているのですが
では、
今のこの時代はどうなのか?
と、考えた時に
結婚が全てではないと言われるようになってきていて
未婚者が結婚しないことを
非難される時代ではなくなってきている一方で、
結婚をする人たち自身にもまた変化があり
結婚を辞められる
という選択肢も広がってきているからか
結婚が全てではない
という言葉に込められた意味あいも
時代と共に変化をしているように感じられます。
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毎号のご紹介と、リンクを貼ってあります
お好きな作品だけを抜粋して
お買い求めいただくのもいいかもしれません
第1号 高慢と偏見1
第2号 嵐が丘1
第3号 源氏物語1
第4号 若草物語
第5号 マンスフィールド・パーク1
第6号 ジェーン・エア1
第7号 アンナ・カレーニナ
第8号 高慢と偏見2
第9号 細雪
次号のご紹介は
第6号 ジェーン・エア
只今読み途中です