カタログを握る手が汗ばみます。
展開はジュエリーの時より早く、セレブのアラブさんも電話注文さんもおとなしめ。
ジュエリーのように小さくて手軽に持って帰れるようなものじゃないので会場内の人もあまり手をあげません。
大丈夫、大丈夫…😣
私が欲しい絵は別に世界的名画でもなく、
近代フランス画家が自分の育った村を描いた地味で小さな風景画…
…でも…何というかカタログを見た時に一目惚れしてしまったんです！😍😍😍😍
フランスの田舎町の雪景色
雪にはしゃぐ子供達…
曇った空はなんとも美しいペールグリーン
なにより画家の、自分の育った田舎町に対する愛情があふれているところがとっても気に入りました♡
小ぶりですが立派な額におさめられ、画家のサインもしっかり入ってます。あと、全体的なバランスがいい、と感じました。
どうか欲しがる人が私の他にいませんように…
😖😖😖😖😖😖😖😖😖😖😖😞😞😞😞
いよいよロット番号が読み上げられ、手をあげようとしたら意外な展開に…！！！
いっせいに、会場内の10人位から手が上がったのです😲
慌てて私も手をあげコールします！
…やっぱり、他に欲しがる人はいたんだ…😨😨
オークショニアのおじさまがどんどん値をつり上げて行きます。
手をあげ続けている限りは払う意志があると示しています。値が上がり過ぎてこれ以上は払えない、という人はあきらめて手をおろします。
もうこの刹那は頭がパニックになってましたが想いはたった一つ、
「限度いっぱいまで行く！」😡😡
ただ、それだけでした。
そしてあらかたの人が諦めて手を降ろしたところで
山場が…
ここに来て電話注文のセレブがコールしてきました！！
「わ〜！電話の人、キター！！！😱😱😱😱」
一騎討ちになりがんがん値は上がり泣きそうになりましたが
「一目惚れの絵、絶対私が持って帰るんだ！」と思い負けずにコールし続けました…
…が、やはり限界はあり、「これ以上の額は無理…」
という絶望的な気持ちで、私は先に手をおろすこととなったのでした…😭
（つづく）
自由が丘の洋裁教室アトリエヒサノ
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