体力が回復してきたので、ラファエロに関する取材を兼ねて、
近々フィレンツェへ行く計画検討中。
ドクターstopがかからなければいいのだが。
「家族」油彩 仏サイズ10 号 process No.2
(まだ下地の段階です)
箔貼り作業中
先日、手打ちそばの段取得認定会に挑戦して無事合格しました。
入院時にすっかり衰えた筋肉もかなり回復し、毎朝の早朝ウォーキングも欠かさず実行中。
アトリエでは、遺影用に描いた自画像が居心地悪そうに片隅でおとなしくしてます。
今で言う「老前整理」も前述の件で大方片付いてしまっているし、
食欲もほぼ一人前は食べられる程に回復しつつある状態です。
現在、お見舞いに頂いたマンゴウを思いを込めて描いたり、
入院前の混乱時に描いた素描を当時の心境を描き留める為にも
油彩で描き始めてます。
「マンゴウ」アクリル画 プラチナ箔
「家族」油彩 仏サイズ10F(process No,1)
今の医療界でセカンドオピニオンは患者の権利とはいえ、
なかなか患者側から言い出せないのが現状です。
理想としては、担当医が素直に患者の病状に合った病院を薦められる環境が必要と思われますが改善は望めません。
現状で患者が自分の身を守る手段はセカンドオピニオンを活用する事しか無いと思われます。 (中編)
「余命一ヶ月からの生還」
胃の膨満感が続くので近くにある大病院で検診を依頼。
胃カメラそしてCTスキャンの結果は、残酷にも余命一ヶ月。
家族の前で治療よりも身辺整理の優先を勧められる。
それに従い天井まであった書棚の美術書及び関連書籍も殆んど処分、バラバラだった銀行口座も整理し、火葬・納骨方法そして自分で考えた戒名の使い方を伝え、近親者へのお別れの挨拶も一通り済ます。
最後に困ったのは55年以上続けて来た日記帳の存在、一緒に棺桶に入る量では無い。
苦渋の選択で近年15年分だけ残し後は処分を決めた。
そして残るは家族の要望もあったが自分としても医師の宣告を自分に納得させる為の裏付けがあれば潔くあきらめもつくだろうとセカンドオピニオンをお願いしてみる。
意外に快くスピーディーに紹介状と診察データを準備して頂ける。早速紹介先にアポを取り訪問、そこで驚く展開になる。
たまたま窓口になった担当医が素晴らしい医師で、同じ診察データを見ての検分が全く違う事に唖然、
あきらめるのはもったいないです、まだ打つ手はあるとの意見。
そして驚く事にその場で各担当に連絡を取り確認を済ませて「明日入院できるか?」と、その手際の良さに押され即座に「お願いします」と答え翌日入院。(前編)
ルノアールの模写
《大変お世話になった司法書士の先生が
ルノアールの絵「イレーヌ・カーン・ダンヴェルス」を昔から大好きだったとの話を聞き、
一晩で描けるからと気楽に模写を引き受けたが描き始めたところで急遽入院。
退院後に仕上げて届けると、私が生きている現実と模写の出来栄えの両方に驚かれる。》