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古典的・日常的な文化
ラテン語 colere(耕す)から派生したドイツ語の Kultur や英語の culture は、本来「耕す」、「培養する」、「洗練したものにする」、「教化する」といった意味合いを持つ。18世紀後半に、産業化を示す技術革新、生産性の向上、社会の官僚化といった人間の外部に相当するものとしての文明と対比される、人間の精神面での向上を示す言葉として位置づけるものとしての文化という意味で議論を展開したのがマシュー・アーノルドである。この定義では文化は教養と言い換えることもできる。英語やフランス語には、文化と区別される教養という語を日中独の言語のようには持っていないので、その間の区分が明示的でない。
人類学的文化   人類学においては、人間と自然や動物の差異を説明するための概念が文化である,エルメス 小物
こうした定義の最初のものはイギリスの人類学者エドワード・タイラー(1871)のである。この文に続く進化主義的な議論は批判されているが、タイラーの定義は今でも基本的には正当性が認められている。
この定義は動物に社会が存在しないことが自明とされていた時代の定義であり、後に野生動物も社会を形成することが認められるようになると、新たな制約が加えられた。動物が使うことがない言語によって特徴づけるようになったのである。この場合、動物の音声コミュニケーションとは異なる特徴である再帰性や象徴性が強調された。レヴィ=ストロースによれば、言語は文化の条件であるという。つまり文化は、それが非言語的なものであっても言語的な性質を備えている象徴的な事象と定義するもので、構造主義文化人類学者によく使われる。